いよいよ2019年も残すところ、後2日となってまいりました。
というわけで、慌てて行ってきたのが京都の大豊神社です。
哲学の道から少し入ったところにある、普段は何の変哲もないちっぽけな神社ですが、巫女さん曰く「もうすでに大忙しです!」と、嬉しい悲鳴をあげていました。
インスタ映えするからでも、ドラマの舞台になったからでもありません。
12年に一度到来する大ブーム期がやってきたのです。
12年に一度の周期で大ブームが訪れるちっぽけな神社
大豊神社が創られたのは、平安初期の887年のこと。宇多天皇の健康を祈願して、えら〜い女性官僚である藤原淑子さんの指示により建てられたそう。祀られている神さんは、大阪人には有名な少彦名命(すくなひこなのみこと)。道修町の少彦名神社で有名なクスリの神さんです。
が、大豊神社を有名にしているのは、本殿のほうではありません。
本殿右手のほうにある末社の「大国社」です。こちらの社を守るの狛犬ならぬ狛ネズミが大人気の理由です。
そうなんです。
亥年の2019年は、同じく京都のいのしし神社こと護王神社に人々が殺到しましたが、2020年はこちらの大豊神社の出番です。
なんでも大国主命の神使がネズミであることから置かれているのだそうですが、狛ネズミのある日本唯一の神社として、12年に一度だけ大人気になります。
ただし、最近はこのブームに目をつけた大国主命系の神社のチラホラ見受けられます。ま、神さんの世界も利益最優先なのでしょうね、ははは。
ヘビやトンビもいるでござる
境内には、ネズミのほかに、蛇や猿、トンビなどもいますので、ついでに見て回りましょう。
場所は、銀閣寺と南禅寺のちょうど中間あたり。京阪三条から京都市バス5番線に乗り10分程度の「東天王寺町」で降りて、そこから東の方へさらに10分というなかなか不便な場所にあります。
比較的暖かい日を狙って、哲学の道をブラブラしながら出向くのがよろしいかと。
それにしても冬の京都は寒いわ。
名称 | 大豊神社 |
住所 | 京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1 |
電話番号 | 075-771-1351 |
本殿のご祭神 | 少彦名命、応神天皇、菅原道真 |
アクセス | 市バス「宮ノ前」下車、徒歩約8分 市バス「東天王町」下車、徒歩約10分 |