
岡山県の北部にある津山市。風情ある津山城址のふもとにひっそりと佇む「つやま自然のふしぎ館」は、津山基督教図書館高等学校だった校舎を改築し、1963年に博物館として開館。
約20,000点の展示に創設者の情熱がまとわりついた”クセがすごい”博物館なのです!
1階は化石・昆虫・貝、そして人体!
レトロかつ不気味な空気感が漂う展示室。
入ってすぐ恐怖に包まれるであろう問題の第2教室「人体の神秘」がこちら。

この角を左に曲がると…
創設者、森本慶三氏のゆ、ゆ、遺言書が!

そしてゆっくり目を下にやると…


黄色のプレートには、心臓、心臓切断、肺、脳、肝臓、腎臓の文字が!
人体構造をより深く知って欲しいとの遺言により、本物の臓器を展示しています。
岡山大学解剖学教室で執刀、処理されたもので、展示は岡山県知事の許可を得ているそうです。
気を取り直して2階へ、動物園より動物がいっぱい!
ミシミシ階段を上って2階へ。
第5室アジアの動物から始まり、北米、日本、極地、南米、西アジア、アフリカ…と続きます。
ここにいる動物は全て「はく製」。
目や歯、爪以外は全て本物です。
さてアジアの部屋へ。
亜熱帯のスマトラトラと寒冷地のシベリアトラが仲良く(?)並んで牙を剥いています。


ジャコウウシ。ムスクの香りでメスを惹きつけるダンディーなやつ。

いちばん人気は巨大なホッキョクグマとミナミゾウアザラシ。

体長4mのアザラシの体のキズが痛々しい。

百獣の王ライオンもここではフツーに見えます。顔もなんだかビミョー。

五感に訴え、怖さを倍増させるアレやこれや
いろんな国の動物にはしゃいでいたら、
!!!!

右側のホルマリン漬け、見えますか?
熊の胃から出てきた人間の腕、人間の赤ちゃんの足!!
ここまで見せる?と降参状態です。
説明のボードは、おどろおどろしい手書きの文字。

そこはかとなく漂うホルマリンの匂い。

ミシミシと足音が響く廊下、階段。

このクセが強い博物館、他では味わうことのできませんね。
MONGOL800のキヨサクさんもオススメの、知る人ぞ知る博物館に来られ〜。(←津山弁)
つやま自然のふしぎ館の概要

名称 | つやま自然のふしぎ館 |
住所 | 岡山県津山市山下98-1 |
電話番号 | 0868-22-3518 |
アクセス | 津山駅から徒歩で15分 |
開館時間 | 開館:9:00~17:00 休館日:月 3月・7月・9月 休館日:月火 1月・2月・6月・11月・12月 休館日:12/29~1/2 |
料金 | 大人700円、小人600円、幼児400円 |
公式HP | http://www.fushigikan.jp/ |
今回は、岡山支部yukari隊員からの報告です。
けっこうグロいので、心臓の弱い方はご注意ください