広島県のご当地グルメといえば「お好み焼き」や「牡蠣」などがお馴染みですが、中でも全国的な人気を誇るのが「尾道ラーメン」です。
瀬戸内海に面した地域でもあり、サイクリングなどでも有名な尾道市を訪れた絶対に食べておきたいグルメの1つでもあります。
しかし、広島市に住んでいる人でも尾道まで行くのは大変ですし、県外から広島に旅行で訪れるなら広島市に行きますよね。
そんな方のために今回は広島市内で食べられる尾道ラーメンをご紹介していきます。
尾道ラーメンとは?
尾道ラーメンは元々1947年に台湾出身の朱阿俊という人物が屋台で出した中華そばから始まったと言われています。
朱阿俊は後に「朱華園」というお店を尾道に構え、これが尾道ラーメンの元祖ともいわれています。
尾道ラーメンの名店として長年愛されてきたお店ではあるのですが、店主の体調不良により休業が続き、2019年6月18日に残念ながら閉店してしまったそうです。
ラーメンとしての特徴としては、醤油ベースのスープに平打ち麺、豚の背脂を使用するのが基本です。
この背脂が尾道ラーメンとしての個性を際立たせており、関東地方などで人気の「背脂チャッチャ系のラーメン」とは全く違う食感や風味となっています。
また、こういった特徴を基本としながらも、醤油スープに魚介系を取り入れたお店もありますし、平打ち面ではなく細麺を使うなどお店によって個性が分かれます。
広島市内で尾道ラーメンが楽しめる「尾道ラーメン 暁」
そんな尾道ラーメンですが、今回は広島市内に店舗を構える「尾道ラーメン 暁」に行ってきました。
こちらのお店は広島電鉄「八丁堀駅」から北方向に歩いて3分程度の場所にあるので、観光で訪れた方にもアクセスが良いです。
広島駅からお越しの際は、広島電鉄「広島駅」から宮島口行きに乗って約10分程度で「八丁堀駅」に到着します。
醤油ベースに背脂が浮いた正統派尾道ラーメン
「尾道ラーメン 暁」で出されているのは、いわゆる「正統派」の尾道ラーメンです。
醤油ベースのスープに背脂が浮いており、麺は細麺ストレートで、魚介の出汁が効いています。
ラーメンとしてめちゃくちゃインパクトがある味というわけではないのですが、一口飲んでみるとスッキリとした醤油に背脂の旨味が溶け出した味わい深い美味しさが魅力です。
あっさりしていながらも、それぞれの味がしっかりと主張するような感じで、フイに食べたくなる尾道ラーメンの魅力が詰まっています。
後、スープの表面が脂の膜で覆われているのでかなり熱いですが、(ちょっと火傷しました…)その分、最後まで冷めずに美味しくいただけます。
トッピングに使われているネギは「九条ネギ」を使っているようで、シャキっとした食感と爽やかな風味が良いアクセントになっており、背脂との相性も抜群でした。
ラーメン1杯680円という安さが魅力!
尾道ラーメンは「美味い」だけではなく「安い」のも魅力です。
今回いただいた「尾道ラーメン」は1杯680円という低価格となっています。
尾道ラーメンって基本どこも安い価格で提供されており、お店によっては1杯600円ぐらいのものもあります。
一見すると「昔ながら」の普通のラーメンに見えますが、唯一無二の魅力があるのが「尾道ラーメン」の真骨頂ですね。
広島に観光で訪れた際には、是非一度食べて欲しいご当地グルメです。
「尾道ラーメン 暁」の概要
住所 | 広島県広島市中区鉄砲町8-24 にしたやビル 1F |
電話 | 082-511-8177 |
アクセス | 広島電鉄「八丁堀駅」から147m |
営業時間 | 11:30~22:00 |
定休日 | なし |
食べログ | https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340108/34020385/ |