数年前まで、レンタルフォトといえば、1点15,000円は当たり前。モデルを使用した写真だと30,000円、外国の世界遺産だと70,000円くらいしていました。
それでもわざわざ撮影するよりは、はるかに安いのでせっせとレンタルフォト屋さんに通っていました。というのも、今のようにネットなんてものはありませんから、わざわざ出向き、どんな写真を探しているかを係の人に説明して、カテゴリー分けされた引き出しを持ってきてもらうのです。
大きさはだいたい4×5だったかなあ。たくさんのマウントされた写真からたった1枚を選ぶ作業は、それはそれは大変でした。なんせ1枚あたり何万円もするのですから、目を皿のようにして隈無くチェックしておりました。
いまどきのレンタルフォトは敷居が低い
それに比べ、現代のレンタルフォトの敷居の低さは、はっきり言って笑ってしまいます。
ネット環境さえあれば、自宅や事務所で膨大な写真の中からわずか数分でお目当ての写真を選ぶことができます。
しかも、アホみたいに安い!
世の中には、無料のフォトサービスもありますが、かつてのレンタルフォト時代を知る人間にとっては、有料といえどもほぼタダ当然。モデル使用の写真や外国の風景だって、わずか数千円で利用できるのですから、実にありがたい世の中になったものです。
小ネタ隊は、「Adobe Stock(アドビストック)」と「PIXTA(ピクスタ)」という2つのストックフォトサービスを利用しています。メインは「Adobe Stock」。IllustratorやInDesignなどの、Adobeのレイアウトソフトと連携しているので、非常に使いやすいからです。ただし、日本人モデルの写真が少ない。そこで、日本人の写真が豊富な「PIXTA」をサブで使っています。
4610万点以上の写真・イラストが39円〜
いずれも単品購入は可能ですが、小ネタ隊のように複数サイトを運営したり、多くの媒体を制作している人間にとっては、定額制の方がメリット大。ピクスタの場合、4610万点以上の写真やイラストを、最安1点39円から購入できるのは実に魅力的です。
しかもロイヤリティフリーだから何度でも利用可能。かつてのレンタルフォト屋さんで二次使用、三次使用に割増料を払っていた人間にとってはアホみたいな値段です。
ピクスタの料金
ピクスタにはその都度購入する「単品購入」と、月々の定額で規定の枚数をダウンロードできる「定額制」の2種類があります。
単品購入の料金
Adobe Stockの場合はどのサイズでも一律同じ値段ですが、ピクスタはサイズによって異なります。
写真・イラスト素材は、S(Web用)サイズ660円〜XL(A3〜印刷用)サイズ5,500円まで。
なお、Illustratorで加工が可能なベクター素材は3,850円になります。
<写真・イラスト素材>
サイズ | 価格 | 用途 |
S | ¥660 | Web用 |
M | ¥1,980 | はがき/A5印刷用 |
L | ¥3,630 | A4印刷用・パンフレット |
XL | ¥5,500 | A3~印刷用 |
V | ¥3,850 | ベクター素材(EPS) |
定額制の料金
一方、定額制には3プラン×2種類があり、小ネタ隊の利用しているプランは30日間で10点までダウンロードできる1年更新プランです。月あたりの利用料は6,380円。30日間40点で1万円ほどのAdobe Stockに比べれば、かなり割高ですが、使わなければ繰り越しができる上に、1点あたり638円でレベルの高いベクター素材や写真を購入できることを考えれば安いもの。
プロのデザイナーやカメラマンに発注することを考えれば激安です。
10点 / 30日 ※30日間で10点までダウンロード可能 |
25点 / 1日 ※1日に25点までダウンロード可能 |
250点 / 30日 ※30日間で250点までダウンロード可能 |
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1年更新 | ¥6,380 / 30日 | ¥30,250 / 月 | – |
30日更新 | ¥9,900 | ¥38,500 | ¥59,400 |
おすすめは、より安く利用できる1年更新型の方ですが、途中での解約は違約金が必要ですので、自分のスタイルにあったプランを選んでください。
詳細は、下記のオフィシャルサイトをご覧ください。
写真・イラスト・動画素材販売サイト【PIXTA(ピクスタ)】