音楽系の専門学校を卒業後、飲食店に勤務し、現在はBarスタッフとカメラマンとの二足のわらじ。「来年にはファミリーカメラマンとして一本立ちしたい」と豊富を語る“あやぽむ”さん、23歳。
今回の「頑張っている人応援企画」は、ひまわり畑の妖精“あやぽむ”さんに、密着取材しました。
人から認められるシアワセ
高校時代、すでに事務所所属のシンガーソングライターとして活動していた“あやぽむ”さんは、進学にあたり、音楽の専門学校を選びました。
とりあえず好きなことを学びながら、2年間かけて自分の将来をじっくり考えようという軽い気持ちでした。
専門学校2年間の集大成となる修了コンサートで、写真部の部長を務めていた“あやぽむ”さんは、みんなのステージ写真を撮影することになります。
それまでは父親から譲り受けたコンパクトデジカメを使っていましたが、これを機会にレンズ交換式のミラーレスカメラを購入します。
その写真の出来映えに、撮られた人も撮った人も大満足。
“あやぽむ”さんが写真撮影に目覚めた瞬間です。
専門学校卒業後、飲食店で働き始めますが、“あやぽむ”さんの写真の腕前を知る友人たちから「CDジャケットに使う写真を撮って」「コンサートの撮影、頼むわ」などの依頼が入ります。
同時に、出張撮影サービス会社から「契約カメラマン」の声がかかります。
気がつけば写真撮影で収入を得るようになっていました。
1〜2歳児メインのファミリーカメラマン
“あやぽむ”さんの仕事現場に突撃したのは、お盆真っ只中の8月14日のこと。
場所は大阪市立長居植物園。ひまわりフェスタの開催期間中(8月1日〜19日)は、ほぼひまわり畑にいるそう。撮影に要する時間は1家族あたり30分。次から次へと予約したファミリーが訪れ、多いときで1日あたり8組をこなします。
ひまわりが終われば、今度は海辺のマーメイドとして神戸の海をバックにファミリー写真を撮り続けます。小柄なカラダのどこにそんな体力があるのかと思えるくらい、実にパワフルな女の子です。
何にも知らなかった写真業界
“あやぽむさん”と小ネタ隊は例によって例のごとく、写真家の高橋伸哉氏と澤村洋兵氏が主宰するオンラインフォトサロン「しんやとよーへい」繋がりです。
今や写真業界の新勢力としてメンバー400名以上が在籍する巨大オンラインフォトサロン「しんやとよーへい」にあって、“あやぽむ”さんを知らない人はモグリと言われています。
それが今では、カメラ小僧から「あやぽむさんですか?」と声をかけられるほどに。
被写体モデルに目覚める
“あやぽむ“さんを一躍有名にしたのが、コロナ禍での外出自粛中に行われたリモート撮影でした。
写真業界の革命児と言われる高橋氏の発案により、ZOOMによるリモート撮影講座のモデルとして白羽の矢が立ったのが“あやぽむ“さんでした。
もっと頑張ろう!と思えるようになった
今までは将来のことを漠然としか考えていませんでしたが、まわりに「写真で食べていきたい」という人がものすごく増えて、「カメラマンになりたい」という気持ちを強く持つようになりました
最初は入会に躊躇していたサロンですが、入会後は「もっと頑張ろう!」という気持ちが強くなったと言います。
ポートレートだけではなく、風景やストリートなど、いろいろなジャンルのカメラマンに撮影してもらうことで、自分の知らない顔を引き出して欲しいと言う“あやぽむ”さん。
被写体を務めることで、カメラマンとしての腕もグングンあがり、“あやぽむ”さんに撮って欲しいという依頼も急激に増えました。
「近い将来、必ずメジャーになるし、今のうちに知り合いになっておこう!」と目論む小ネタ隊でありました、はい。