慈眼寺では5月1日から5月8日まで無縁経法要が行われます。
これは有縁無縁のすべてのものに感謝のお経をささげる行事です。期間中にはJR学研都市線野崎駅より慈眼寺の参道まで露天が並び、大勢の人で賑わいます。
野崎詣りの期間中以外はとっても静かな街
しかし、この日は野崎詣りの遙か前。露店どころか、商店街もほとんど閉まっていました。
まずは、JR学研都市線「野崎駅」からご案内しましょう。
駅前には「野崎観音」の大きな看板があるので迷うことはありません。
こちらが野崎参道です。ご覧のようにほとんどの店はシャッターが降りています。
で、「ふじバル」のヨコの細い道を入っていくわけですが、看板がなければ見過ごしてしまいそうです。
ただひたすら直進をします。
なかなか根性が要りそうな階段ですが、ここまで来たからにゃ、登るしかないでしょ。
でも、クルマでも来れるみたい。駐車場は20台ほどのスペースがあり、無料です。
大阪人には馴染みの深い野崎観音
慈眼寺?といってもピンと来ないかと思われますが、「野崎の観音さん」といえば大阪の人なら聞いたことはありますよね。
また、落語好きな方なら「野崎詣り」、歌好きの方なら「野崎小唄」でご存知かと。
お寺の中を歩いて見ましょう。
毎年2月には「釈迦涅槃図絵」が開帳されます。
野崎観音は数少ない曹洞宗のお寺
野崎観音は、福聚山慈眼寺といい禅宗のお寺です。
今から1300年ほど前、天平勝宝年間(749〜757年)に大仏開眼のため来朝した婆羅門僧正が「野崎の地は釈迦が初めて仏法を説いた鹿野苑(ハラナ)によく似ている」と行基様に申されました。
感動された行基様は、観音様のお姿(十一面観音)を彫みこの地に安置されましたのがこのお寺のはじまりです。
幾多の戦乱のため荒れはて、1565年(永禄8年)三好・松永の兵によって全焼し、本尊の観音様だけが残りました。
長い間、小さいお堂のままでおまつりしてありましたが、元和2年(1616年)青厳和尚がこのお寺を復興され、元禄宝永ごろにのざきまいりが盛んになると共に、お寺も栄え、現在に到っています。
慈眼寺(野崎観音)の基本情報
名称 | 慈眼寺(野崎観音) |
場所 | 〒574-0015 大阪府大東市野崎2-7-1 |
交通アクセス | JR学研都市線「野崎駅」から徒歩で8分 |
開館時間 | 9:00~16:00 本堂 |
料金 | 拝観無料 |
ホームページ | http://www.nozakikannon.or.jp |