関西圏にある18の大学ミュージアムが連携して、大学組織の枠組みを超えた取り組みを行う「かんさい・大学ミュージアムネットワーク」では、ただいま「スタンプラリー2018」なるものを開催中です。
18のうち15館のスタンプを集めると、素晴らしいプレゼントがいただけるというので、小ネタ隊も暇を見つけては大学巡りをしているのですが、なにせ日祝が休みというところがほとんど。
なかなか思うように集まりません。
期日は平成31年1月末日までなのに、まだ「大阪樟蔭女子大学 田辺聖子文学館」「大阪商業大学 商学史博物館」「「大阪商業大学 アミューズメント産業研究所」の3館のみ。
つまり、エラそうなことを言いながら2大学しか行っておりません、ハイ。
納豆が嫌いな小ネタ隊は、元来、粘りのかけらもありませんので、完全に諦めモードに入っていますが、「わが母校くらいは行っとかなアカンでしょ」というわけで、行って参りました〜関西学院大学!
というわけで、今回は数十年ぶりに訪れた関西学院大学のレポートです。
数多くの西洋建築物を手がけたヴォーリズ設計の時計台
関西学院大学のシンボルといえば、ご存じ、W.M.ヴォーリズ設計の時計台です。
ヴォーリズはアメリカ生まれの建築家ですが、それはそれはかっこいい建物を手がけています。大学や教会の西洋建築物で、「オシャレだな」と思ったものは大抵ヴォーリズと思ってもらっていいでしょう。
代表的なものに関学や神戸女学院大、同志社大、京大、慶應大などがあります。また、近江兄弟社の創立者の一人としてメンソレータムを広めた実業家としても知られています。
かつての図書館を大学博物館として一般に開放
さて、関西学院大学博物館は、ヴォーリズが設計した時計台の中にあります。
学院創立125周年を記念して、創立記念日である2014年9月28日にオープンしました。
小ネタ隊が訪れたときは、関学ゆかりの作家たちの企画展「美術と文芸」が行われていました。
この1週間前に、「立命館大学国際平和ミュージアム」のすごさを見せつけられた小ネタ隊としては、イマイチ感は拭えませんでしたが、そこは関学。キャンパス全体がアートなんです。博物館なのです。
関学はキャンパス全体がミュージアム
実はヴォーリズが設計したのは時計台だけではありません。
時計台が建てられたのは1929年(昭和4年)のこと。
同じ時期に、神学部、文学部、経済学部、商学部、学院本館、外国人住宅など、関学のベースとなる校舎のほとんどを手がけています。
そうなんです。関学のキャンパス自体がヴォーリスの建築物であふれているのです。
しかも、この時期は紅葉が見頃。
はっきり言って、絵画のような関学のキャンパスは、関西ナンバーワンの美しさではないでしょうか。
40年ぶりに訪れた6号館別館は未だに健在だった
実は、小ネタ隊は学生のときにはこの美しさに気づかず、ひたすら6別に直行直帰でありました、ハイ。
ちなみに6別というのは、関学文学部ウラにあった雀荘街のこと。当時、校舎は5号館別館まであったのですが、小ネタ隊たちは6別で講義を受けていたのであります。
もちろん、ランチも6別だから、メインキャンパスのことはあまり知らんのです、ははは。
大学時代のほぼすべてを過ごした6号館別館。
阪神淡路大震災で被災したはずなのに、当時の面影は健在。少しホロッときた小ネタ隊なのでありました。ちょっと、歳とったのかしら……
兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155
TEL.0798-54-6054
開館時間 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
入館料 無料
http://museum.kwansei.ac.jp