京都に訪れた修学旅行生は必ず訪れるという北野天満宮。
ご祭神は、学問の神さんとして名高い菅原道真公です。
道真公を祀る神社は全国に約1万社ありますが、北野天満宮はその頂点に君臨するありがた〜い神社なのです。
コツコツと努力を続けてきた人と相性がいい神社
「北野の天神さん」と親しまれている北野天満宮が建てられたのは、かなり古く、西暦947年(天暦元年)のこと。
平安時代に学者・政治家として活躍した菅原道真公を祀る全国の天満宮・天神社の総本社です。
そのためパワーは絶大で、なんとしても御利益にあやかりたい全国の受験生や学生さんが、シーズンを問わずに参拝に訪れます。
ただし、気をつけていただきたいのは、当然のことながら拝んだだけではサクラは咲いてくれません。
そんな他力本願な人間は道真公はお嫌いです。
道真公が好きなのは、勉強でも仕事でもコツコツと地道に努力してきた人。
ここのところを肝に銘じておきましょう。
北野天満宮のみどころ
本殿(国宝)
1607(慶長12)年、豊臣秀頼によって建てられた本殿は、八棟造と称され、絢爛豪華な桃山建築洋式を奏でる国宝です。
一の鳥居
高さ11.4メートルの一の鳥居。木曽の花崗岩の一本柱で、大正10年10月に建立されました。
中門(三光門)
本殿前の中門で、日・月・星の彫刻があることから三光門と呼ばれています。ただし、実際には星の彫刻はないとも言われ、「星欠けの三光門」として「天神さんの七不思議」に数えられています。
楼門
楼門の上部に掛けられた額には、「文道大祖 風月本主」の文言が刻まれています。平安時代中期の学者・慶滋 保胤(よししげ の やすたね)、大江匡衡(おおえのまさひら)が菅原道真公を讃えた言葉です。
絵馬所(京都市指定有形文化財)
1699(元禄12)年に建てられた絵馬所。規模、歴史は現存する絵馬所のなかでも随一と言われています。(写真は北野天満宮HPより)
一願成就のお牛さん
なでると一つだけ願いがかなうと言われています。(写真は北野天満宮HPより)
紅葉、梅の名所としても名高い。毎月25日には縁日も
北野天満宮は道真公が時に愛した梅と紅葉の名所としても知られています。
毎月25日には縁日が開かれ、境内には多くの露店が立ち並び賑わいをみせます。
また、この日は宝物殿の特別公開もあります。
北野天満宮イベント情報
全国梅酒まつりin京都 北野天満宮
平成30年9月14日(金)〜17日(月・祝)の4日間開催。開催時間は、14日13時〜19時、15・16日10時〜18時、17日10時〜16時。
日本全国の酒蔵がつくるいろいろな梅酒が一堂に。飲み比べができます。料金は当日1,500円。
明月祭
平成30年9月24日(月・休)に開催。
ずいきや里芋、月見団子などを供えて名月を観賞することから、別名「芋名月」とも呼ばれています。なお、10月21日には「名月祭(豆名月)」が催されます。
京都市上京区馬喰町
市バス「北野天満宮」下車
TEL.075-461-0005
【駐車場】
バス50台分 無料(但し毎月25日は閉鎖)
自家用車300台分 無料(但し毎月25日は閉鎖)
車椅子による見学 境内は可、宝物殿及拝殿内は不可
【拝観・開館時間】5:00~18:00
【休日・休館】無休
【料金】無料