東洋のベニスと称された町だけあって、堺には美味しい名店がたくさんあります。
中でも和菓子は、大阪や京都の比ではありません。なんといっても千利休の生まれた町。わびさびがあります。
「さかい利晶の杜」や「利休屋敷跡」や「与謝野晶子生家跡」を見学した後には、ぜひとも立ち寄って欲しい和菓子屋さん「本家小嶋」を紹介しましょう。
知る人ぞ知る、芥子餅の名店
実は、「本家小嶋」を紹介してくれたのは、利休屋敷跡の説明をしてくれたボランティアさん。
「スグ近くに、ごっつう旨い芥子餅屋さんがあるから、ぜひ寄ってみてください!」と強力にプッシュされました。
どちらかと言うと、コーヒー派の小ネタ隊としては、「さかい利晶の杜」横のスタバに行きたかったのですが、そこまでおっしゃるのなら伺いましょう。
外観はけっこ〜年季入ってるね〜
ご覧の通り、かなり年季が入った外観です。ビビリな小ネタ隊としては、紹介してもらわなかったら絶対に行かない店です。
干からびた爺さんが、干からびた饅頭を売っていたらヤバいですから。
暖簾をくぐって、恐る恐る中を覗いて見ると・・・あら、意外にもいいんじゃない。
引き戸を開けると、そこには古き良き日本の風景がありました。
背中の曲がった老夫婦が出て来ると思いきや、21代目店主の小嶋貴宏さんが優しい声で迎えてくれました。
室町時代から続く和菓子の老舗
「本家小嶋」は、天文元年(1532年)の創業。室町時代から続く歴史のあるお店です。
豊臣秀吉時代に入ってからは、「本家小嶋」の芥子餅は千利休に愛された菓子として賞さたそうです。堺の銘菓として今なお人々に愛されています。
芥子餅(140円)
小豆のこし餡を餅皮で包んみケシの実をまぶしたもの。ケシの実の香ばしさが口の中に広がります。
にっき(140円)
求肥にニッキが練り込まれています。ふわ〜っと軽くニッキが香ります。こちらも柔らかくて本当においいしいです。
翁(170円)案平(150円)は前日予約が必要。
食べてみたかったです。残念です。
箱入りは6個からありますが、このように小さな袋も用意されていて、たった2個でも快く持ち帰りさせてくださいました。
一個食べるともう一個欲しくなります。
あと引く美味しさなので、絶対に箱買いをおすすめします。
お土産や進物に好適品です。