今回は、大阪・梅田のど真ん中にあるちょっと変わった神社をご紹介しましょう。
場所は梅田エストの裏手、ネギ焼きやまもとの裏手にあります。
とってもとっても小さな地元の氏神さんのような神社なので、車やバイクでは通り過ごしてしまいそうですが、よ〜く見れば、あれ不思議。
変な形をした「なで石」があるのではあ〜りませんか。
洪水の歯止めが転じて、歯痛の神さんに
かつて梅田一帯をも水没するかに思えた淀川の氾濫を、このお社の御神体であった巨石が歯止めしたことから「歯止めの神さま」として慕われてきました。
いつの頃からか歯止めの語呂が転じて「歯痛止め」「歯の神さま」として歯痛に悩む人、歯に関わる人の神さんとして知られるようになりました。
その名は、ずばり「歯神社(はじんじゃ)」。
通称「はがみ」さんです。
現在では、全国の歯に悩む人々はもちろん、歯医者さんや歯科衛生士さん、歯科技工士さんなど歯の治療に関わる人たちや、歯医者さんを目指す学生さん、歯に関わりのあるお仕事をされる人々の参拝が絶えずあり、「歯磨きは己の心磨き」の心と共に、歯の大神さまとして慕われています。
歯神社のなで石を撫でれば、痛みが和らぐ
歯神社本殿の手前に小さな丸石がちょこんとあります。
これは「なで石」と呼ばれ、御神体の巨石のかけらともいわれ、この石をなでて歯の痛いところをさすれば痛みが和らぐと言われています。
大阪駅、阪急梅田駅方面からは、HEP FIVEの赤い観覧車を目指して下さい。
観覧車の建物のすぐ左側(北側)の道路を50m程進むと左側(北側)の高架向こうに梅田ユニクロの建物が見えます。
その隣の赤い神社が歯神社です。
なお、歯神社は無人です。お守りが欲しい人は、綱敷天神社御旅社まで。
忙しくて歯医者に行く暇がない人、歯医者前の緊張を和らげたい人はぜひ。
大阪市北区角田町2-8
綱敷天神社御旅社
大阪市北区茶屋町12-5
TEL06-6371-1586