恐らくほとんどの人が気づいていないと思うのですが、JR福島駅前には七福神さまがおられます。
およそ1100年以上前、大阪市福島区あたりは「餓鬼島」という地名でした。しかし「餓鬼島」ではあまりにも縁起がよろしくないということで、かの菅原道真公が九州に向かう途中に立ち寄ったときに、「福島」と改名されたそうだとか。
もしそのまま「餓鬼島」だったら、今の「福島」の発展はなかったと思われます。
「餓鬼島」のママだったら、過疎っているだろね
「餓鬼島」でちょっと一杯、なんてイヤですもんね。いかにも治安が悪そうで、とても呑む気になれません。
現在の福島は、道真公の改名のおかげでしょうか。それはそれはたくさんの店がひしめき合っています。JR福島駅からJR新福島駅あたりにかけて、飲食店や物販、ホテルなどがズラリと並んでいますが、街の雰囲気に比べて、イマイチだった福島駅周辺のイメージアップを図って、2013年9月に完成したのが、高架下の柱に描かれた「七福神」です。
デザインには、末広がりの八本の柱に七福神と福島区の花であるのだふじを組み合わせて、縁起の良い“福”つながり、『福島を福福でいっぱいに』『福島を訪れる方々に福が訪れるように』という思いが込められているのだとか。
ま、そんな願いなんて、誰も興味ないと思いますが、信号待ちの時にでもご覧になってください。
大黒様、毘沙門天様、弁財天様、寿老人様、恵比須様、福禄寿様、布袋様、そして千社札が描かれております。
やっぱり、小ネタ隊のイチオシは大黒様ですね。なんてったって、財宝・福徳開運の神さんですからね。
以上、本日の小ネタでした。