受験生必見!ブランドイメージから見た関西の国公立大学


受験生にとって、いよいよラストスパートの季節となりました。
来年度の入試制度が右往左往しているため、受験生にとっては是が非でも、今年度に決めてしまいたいというのが本音でしょう。
最後となる大学入試センター試験は、2020年1月18日(土)・19日(日)の二日間実施されます。

ところで、センター試験の結果によって出願校が変わると思います。
そこで今回は、関西の国公立大学のブランドイメージをまとめてみました。
出願校選定の参考にしてください。

京都大学

多くの学校を取材してきた小ネタ隊イチオシの大学です。「自由の学風」と言われる通り、東大が国の役人を作るために作られた堅物大学なら、京大は自由に学問を追究できる大学です。多くのノーベル賞受賞者を輩出してきたのが何よりの証拠。もし時間が取り戻せるなら、死に物狂いで勉強して目指したい大学です。

京都大学|「自由の学風」の中で、学問を追求できる日本の最高峰大学

大阪大学

関西では京大に次ぐ難易度であるのにも関わらず、全国的な知名度はそれほど高くない、ちょっと悲しい国立大学。日本で3番目に賢い国立大学であることを知らない人も少なくありません。
ノーベル賞受賞者やスポーツ選手、芸能人などが少ないことが原因のようです。しかし、レベルは申し分ありません。

大阪大学|世界大学ランキングからマチカネゼミまで、大阪大学の魅力を探る

神戸大学

関西トップ3の一角を担う国立大学ですが、評価が高いのは西日本のみ。iPS細胞の山中伸弥京大教授の出身校として少しはメジャーになりましたが、全国的な知名度は阪大同様イマイチです。関東で神大といえば、「じんだい」と読む私立の神奈川大学を思い浮かべる人も多くなっています。神戸の大学に相応しく、オシャレな大学のイメージを持っています。

神戸大学|地味ながら「難関10大学」に入る関西トップレベルの国立大学

大阪市立大学

大阪市内に位置する唯一の総合大学で公立大学のなかでも最大規模の大学です。イメージとしては、京阪神落ちの学生が集まってくる大学で、学生はややコンプレックスを持ちつつも、堅実に充実した学生生活を送っている印象です。全国的知名度は私立の同志社大学の方が上で、受験でも迷う人が多くなっています。しかし、それも2021年まで。2020年からは大阪府立大学と統合し、日本最大の公立大学が誕生します。

大阪市立大学のイメージ|旧三商大の歴史を持つ神戸大に次ぐ大阪市内の公立総合大学

大阪府立大学

かつての府立大学は、関関同立の影に隠れた地味な公立大学でしたが、工学と獣医学に定評があり、京阪神に一歩届かなかった学生から人気があります。同じ公立大学の大阪市立大学と比較されることが多く、どっちにいくべきか迷う人も多くいます。ただし2019年4月には設置法人が統合され、2022年からは大学自体も統合されます。さらに、大阪城に隣接して新キャンパスを開設。大阪府民なら最大で学費が無償となる支援策も発表されました。大阪市立大学とともに今後、受験界の目玉となる大学です。

大阪府立大学のイメージ|工学と獣医学が看板の地味目な高学歴・大規模公立大学

滋賀大学

滋賀県にある国立大学です。関関同立と比較すると知名度は低いですが、伝統もあり、新しい学部もある、オススメしたい国立大学です。文科省の「数理及びデータサイエンスに係る教育強化」拠点大学として、北大、東大、京大、阪大、九大、とともに6校に選定されました。

滋賀大学|偏差値以上の価値がある超おすすめの国立大学

京都工芸繊維大学

京都の北にある名門単科大学で、全国的な知名度は低いのですが、特定の領域では非常に高い評価を得ている国立大学です。「科学」と「芸術」の出会いを重視した独自のポジションを貫いています。

京都工芸繊維大学|ものづくりをベースにした「実学」重視&デザインが学べる珍しい国立大学

和歌山大学

地方国立大学の中堅的な立ち位置で、経済学部で比較すると滋賀大よりちょっと下で、山口大よりちょっと上といったあたりになります。私立大学とは単純な比較はできませんが、近大あたりが併願校もしくは滑り止めという難易度です。全国的な知名度はありませんが、地域に根ざした研究を展開しています。

和歌山大学|地域密着・地域貢献のお得な国立大学。「勉強熱心だけど、ちょっとヌケてる」ってホント?

奈良女子大学

「東のお茶の水 西の奈良女」と称される日本でたった2つだけの国立女子大学です。1908年(明治41年)に設置された奈良女子高等師範学校を前身としているため、「教員」や「研究者」を目指す人にとっては、西日本の女子大学の最高峰と言えます。

奈良女子大学|日本に2つだけの国立女子大学

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