「ミライザ大阪城」は観光客だけでなく、ベタな大阪人も大満足できます

大阪城天守閣の横にあるミライザ大阪城ってご存じでしょうか。
オープンは2017年10月19日。もうかれこれ1年3ヵ月以上経っていますが、小ネタ隊は遅ればせながらようやく行ってきました。
大阪人の小ネタ隊にとって、大阪城なんて普段からしょちゅう見ていますし、小学生の頃からイヤっちゅうほど登らされてきましたから、今更行くような場所でもありません。
散歩がてらに梅や桜見物に訪れるくらいです。

だいたい大阪城の天守閣は、登録有形文化財になっているものの、鉄骨鉄筋コンクリート造りですし、「大阪人の大ベテランが行くようなところではないっしょ」と思っておりました、ハイ。

大阪城は今や西日本最大級のアミューズメントパークなのだ！

しかし！最近の大阪城はおもろい！

それが証拠に、大阪市が管理していたときは年間4,000万円の赤字だったものが、民間に委託した途端に2億円以上の納付があるのだとか。大阪市もウハウハです。

大阪城公園の管理を請け負うのは、「大阪城パークマネジメント共同事業体」なる組織です。
2017年6月には商業施設「ジョー・テラス・オオサカ」を、10月には「ミライザ大阪城」を開業。
さらに2019年2月には外国人観光客をメインターゲットにした劇場「クールジャパンパーク大阪」もオープン。
今や大阪城は、天守閣や梅林だけでなく、グルメもあり〜の、ショップもあり〜の、そしてパフォーマンスもあり〜の、の一大アミューズメントパークとなっているのです。
ちなみに大阪城天守閣の入館者は3年連続で過去最高を記録するほどの人気ぶりなのだそう。

もはや小ネタ隊の知る大阪城ではありましぇん

ミライザ大阪城探検記

ミライザ大阪の建物は、昭和天皇の即位を記念して、1931（昭和6）年に市民の寄付により当時の金額にして150万円が集められ、大阪城天守閣の再建、大阪城公園の新設とあわせて、第四師団司令部として建設されたもの。

ヨーロッパ中世の古城に似せた建物は、建築物としての価値も十分にあります。

戦後は、大阪市警察庁→大阪府警察本部として使用され、1960（昭和35）年から2001（平成13）年まで、大阪市立博物館として使用されていました。

では、館内をご紹介しましょう。

1階｜お土産物屋さんとファーストフードのフロア

ミライザ大阪城は地上3階、地下1階建て。1階にはお土産物屋さんやコーヒーショップなどが入っています。

大阪城 本陣（お土産・テイクアウト）

1階のほぼ半分を占めるお土産物屋さん。大阪グッズだけでなく、「JAPAN」のほぼすべてを網羅。値段も良心的価格で提供されており、日本人が訪れても楽しい空間となっています。

テイクアウトコーナーでは、京都の抹茶を使ったスイーツや抹茶ビールなどもあり。

忍屋（忍者グッズ）

外国人や歴女が喜びそうな忍者グッズ、戦国グッズが満載。
昭和な小学生たちは、修学旅行で買った「木刀」を思い出し、思わず大人買い。
意外に安いのが嬉しいです。
手裏剣が体験できる「手裏剣道場」もあります。

地下｜体験のフロア

地下には、侍や忍者体験ができる「侍・忍者体験」と、世界初のマジック専門博物館「イリュージョンミュージアム〜幻影博物館〜」があります。
ともに有料ですが、希少性は高く、ネタ的にはバッチリです。

イリュージョンミュージアム〜幻影博物館〜

古今東西のマジック、トリック、イリュージョンが楽しめる世界初のミュージアムです。
世界各国のマジックやイリュージョンに関する歴史的資料の展示、最新のイリュージョンを体験できるエリア、イリュージョニストによるパフォーマンスショーなどが行われています。
入場料は1,200円（大人）。イリュージョンショーを見るには別途500円（大人）が必要です。

料金
【入場】大人 1,200円／小人（4～11歳）700円／3歳以下 無料 ※障がい者手帳等ご提示（介護者１名）700円
【イリュージョンショー】（別途） 大人 500円／小人以下 無料

侍・忍者体験

日本殺陣道協会が主催する本格的な「殺陣」体験道場。
礼儀・作法に始まり、木刀の持ち方、立ち回りなど、本格的に指導してもらえます。
外国人や子どもに特に人気。
料金は、20分2,000円、60分6,000円。

2・3階、屋上｜レストランコーナー

2階にはイタリアン料理が味わえる「クロスフィールド」、3階にはフレンチ中心の「ラズベリー」、そして屋上には天守閣と大阪城公園が一望できる「ブルーバーズ」があります。
歴史と伝統の中で現代風の料理が味わえるとってもスタイリッシュな空間です。