小ネタ隊が最近注目している写真家の一人に、松永亨さんがいます。
といっても、小ネタ隊が写真に興味を持ちだしたのは最近ですし、松永さんを知ったのもつい最近のことです。
フリーモデルの彩子さんを取材したときに、教えてもらったのでした。
作品に込めた思いが直接聞ける!
モノクロのストリートフォトが大好きな小ネタ隊。
敬愛する森山大道氏やフジのCFで一躍有名になってしまった鈴木達朗氏なんぞの写真を、彩子さんに見せて、「こんなイメージで」と伝えると、「松永亨さん、知ってます?」って教えてもらったのでありました。
編集屋という仕事柄、カメラマンはたくさん知っていますが、写真家と言われる人は篠山紀信とアラーキーくらいしか知りません。ちなみにカメラマンは「写真を撮る人」で、写真家は「写真の作家」ということらしい。つまり、写真家の写真は作品なわけですね。
作品である限りは、ホンモノが見たい!と思うのは世の常。
さらに画廊に出向く限りは、「作家が作品に込めた思いを直接聞きたい!」と思うのが、ミーハーな小ネタ隊流です。
GRの名手のテクニックを盗め
というわけで、行ってまいりました〜、西区・阿波座の「BEATS GALLERY(ビーツギャラリー)」。
もちろん、松永さん在廊確認済みです。
小ネタ隊が松永さんに興味を覚えたのは、彼がRICOH GRの名手だったからです。
下記の動画は7月末に配信されたものですが、本来なら今年2月に開催される予定だったカメラ業界最大のイベント「CP+」で語られるはずでした。それが、新型コロナウイルスの影響で中止。
松永さんには気の毒ですが、おかげで何度も繰り返して見られるのは、GRの名手をめざす小ネタ隊にとっては嬉しい限りです。
「何度も再生されることを考え、公開版が完成するまでに何回も収録をし直しました」という力作です。GR使いの人はぜひご覧になってください。松永さんのテクニックを存分に知ることができます。
さて、当日、展示されたのは、「鶴橋」をテーマにしたモノクロ写真8枚。
いずれもGRⅢで撮影された写真で、正方形に切り取られています。
話を聞いて分かったのは、写真の配置。
「プリントの間隔を微妙に変えているのはブックの見開きをイメージしています」
写真展の詳細は、松永さん自身がブログに書いていますので、下記サイトをご覧ください。
次回の写真展「浪速区」!11月11日開催
松永さんと話してみて、ハタと気づいたことがあります。
松永さんにあって、小ネタ隊にないもの。
それは…「こだわり」。
残念ながら、小ネタ隊には「こだわり」が全くない!
GRⅢを片手に、その辺をぶらつきながら、目に付く面白そうなモノをパシャパシャ写しているだけなので、こだわりがあるとすれば、ぜ〜んぶ後付けなんですね〜。
松永さんを見習って、これからは自分の写真にウンチクを語れるようになれば、小ネタ隊が写真家になる日もそう遠くはないでしょう(笑)
次回は、同じくビーツギャラリー主催の企画展「大阪24区」で、こだわりを聞かせてもらいましょう。「大阪24区」は、24人の写真家がそれぞれ受け持ちのエリアの写真を展示するというもので、松永さんは「浪速区」を担当。
浪速区にはちょいとうるさい小ネタ隊です。
どんな「浪速区」を見せてくれるのか、今から楽しみです。
BEATS GALLERY企画展「大阪24区」
会期 | 2020年11月11日(水)〜11月15日(日) |
会場 | BEATS GALLERY 大阪市西区江戸堀3-7-14 江戸堀西ビル3階 (2021年3月より大阪市生野区新今里4丁目6-16に移転しました) http://beats-gallery.com/ |