けったいだけど活気ある町「ひょうたん山」は小ネタの宝庫

近鉄奈良線に「ひょうたんやま(瓢箪山)」というけったいな名前をした駅があります。
駅前の商店街は、最近には珍しく活気があり、特急も快速急行も停まらない駅なのに、結構な人が利用しています。
今回は、この瓢箪山駅周辺を探索してみましょう。

ホームに戦国武将のお墓が!

瓢箪山駅。名前がけったいなだけに小ネタの宝庫です。
突っ込みどころ満載な町なのです。

まず駅に降り立つと、いきなりホームにお墓があるではあ〜りませんか。
「楠木正行公?」
だれ、それ?楠木正成公のパクリやないの、なんてツッコミを入れてはいけません。

楠木正行と書いて、「くすのきまさつら」と読みます。ほぼ「放出」なみに読めませんが、正行公は正成公の息子だそうな。
南北朝時代に活躍した戦国武将とのことですが、お墓は四條畷やら京都やら鹿児島やら、全国のあちらこちらにあるようです。
えらいバラバラにされたものです。

瓢箪山のマスコット「ひょこタン」は粉もんがお好き

改札を出ると、いきなりきつねが躍っていました。
このきつねは「ひょこタン」というらしいのですが、駅南側のイナリ前商店街のマスコットだそうな。好物はたこ焼き、イカ焼き、お好み焼き。
普通、きつねといえば「揚げ」だと思うのですが、ひょこタンはさすがは大阪のきつねらしく、粉もんがお好きなようです。

ちなみに駅の商店街に流れる音楽は、「ひょこりひょうたん島」。
瓢箪山はひょうたんときつねをこよなく愛する町なのです。

町のいたるところでひょうたんのオブジェを見ることができます。

国道にアーケードをつけちゃった日本初の商店街

商店街のある通りは東高野街道という高野山に通じる街道なのですが、実はこれ国道なのです。
かの酷道として名高い国道170号線の旧道であり、日本初のアーケード国道なのです。

アーケードの長さは362メートル。7時から20時までは車両通行止めなのですが、夜は通れるのだそう。
それにしても国道にアーケードをつけてしまうなんて、恐るべし瓢箪山住民。どおりで、バイクやクルマの通行が多いな〜と思った小ネタ隊でありました。

通行止めの看板なんてなんのその。さすがにクルマは通りませんが、バイクや自転車はガンガン走っています。なんといっても国道ですから。

それにしてもこの商店街は見所満点です。
至る所にオブジェとして瓢箪があしらわれていますし、「たこやき」って看板を掲げた花屋さんや、「瓢箪山水族館」といいながらワシをモチーフにしたねったい魚屋さんなど、けったい屋さんがいっぱいです。

コロッケ屋さんの店名も「ひょうたん」

 

「たこやき」の看板と、扱っている商品がミスマッチすぎるお花屋さん

 

ワシのマークが特徴の熱帯魚屋。その名も「瓢箪山水族館」

日本三大稲荷といわれる「瓢箪山稲荷神社」のみに注目が集まる小さな町ですが、ぜひ散策してみてください。ぜったいに笑えますから。

場所:近鉄奈良線「瓢箪山」駅前