1971年ロンドンに第1号店をオープンして以来、世界50ヶ国・140店舗以上を展開するハードロックカフェ。ご存じ、ハンバーガーを中心としたアメリカン料理のお店です。
大阪店は、1992年、東京に次ぐ日本第2号店として、なんば・大阪球場跡にオープンしました。その後、2001年9月に現在の場所に移転して再オープン。
今回は、アメリカ〜ンレストランの老舗「ハードロックカフェ大阪」の紹介です。
ロンドン生まれのアメリカンレストラン
かつて大阪・本町にアジトがあった小ネタ隊は、ハードロックカフェには何度も訪れています。
1度目は、移転オープン時の2001年。船場センター街から眺める、それはそれはド派手な店構えに度肝を抜かれたものでした。当時、「月刊SEMBA」というミニコミ誌をつくっていた関係で、本町船場界隈は毎日自転車で訪れていました。繊維問屋の集まりである「あっちこっち丁稚」の地域に、アメリカ艦隊がドド〜ンと押し寄せてきたようなイメージがありました。
今でこそ、ドデカいハンバーガーはあちこちで見られるようになりましたが、当時はまだまだマクドとかロッテリアの全盛時ですから、「ハンバーガーって料理なんだ!」ということを知った日でもありました。
実は、この「ハードロックカフェ」は、アメリカではなくイギリス・ロンドンで生まれたお店です。
1971年6月、ロンドン在住のアメリカ人によって設立されました。壁面にロックなポスターを飾り、アメリカンロックをガンガン流したカフェは、アメリカン料理に馴染みがなかったヨーロッパ人の間で瞬く間に話題になり、ロンドンの新名所になりました。
現在では北アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中近東、カリブ海、アジアなど世界の主要都市に140店舗以上を展開しています。
見せるレストラン
2度目に訪れたのは、10年ほど前です。
日本のハードロックカフェは、株式会社WDIという会社が運営していますが、たまたま小ネタ隊の同級生が転職したことにより、ハードロックカフェの経営戦略について興味をもったからです。
WDIとは、カプリチョーザやババ・ガンプ・シュリンプなどを運営する外食産業企業です。「ダイニングカルチャーで世界をつなぐ」をコンセプトに、“見せる食事”が特徴です。
というわけで、「ハードロックカフェ」には過去に2度しか訪れたことがありましぇん。
機会あって今回、3度目の訪問です。
「見せるレストラン」だけあって、相変わらず楽し〜!
ハンバーガー自体の味は、先日紹介した「アウトバックステーキ」の方が好みですが、さすがはアメリカンの老舗、演出が素晴らしいです。
ハードロックカフェのハンバーガーを実食
店内はもちろんアメリカンダイナーの雰囲気たっぷり。
小ネタ隊は、シェリー・カーリーのガーターベルトにワーワー騒いでいた世代です。美空ひばりを見ながらおせち料理よりも、ツエッペリンやキッスなどのミュージックビデオを見ながら、ドデカいハンバーガーにかぶりつくほうが性分にあっています。
で、注文したのが、こちら↓
クラシック・バーガー1,680円
6オンスのパテに、レタス、トマト、オニオンを挟んだ最もベーシックなハンバーガーです。
クラブサンドイッチ1,680円
6オンスのグリルドチキンにレタス、トマト、ベーコンを挟んだ、こちらもベーシックなサンドイッチです。
どちらもポテトがたっぷりついています。
ハードロック一番人気はピンバッジ
ところで小ネタ隊は、さっきから店内を行き来するスタッフさんたちの胸が気になって気になって仕方がありません。
上着に勲章のようなバッジがいっぱいついているのです。
首からぶら下げたストラップにも、いっぱいバッジがついています。
これ、ハードロックカフェの数あるグッズの中で最も人気のある「ピンバッジ」だそう。
「ピンヘッド」と言われるピンコレクターは世界各国に数万人いて、米国、欧州などには各地域にコレクタークラブなどもあるそうです。
また、ハードロックカフェ主催の公式ピン交換会では、世界各国の店で定期的に開催されていてピンコレクター同士が国境を越えた交流を行っているそうです。日本でも店全体を貸し切ったピンコレクターのパーティーが、年2回ほど開催されていて、毎回100人以上の参加者を集うのだそう。
ピンコレクションに関する非公式サイトもあり、ピンコレクターたちの自主的な交流活動も盛んだそうです。
恐るべし、ハードロックカフェ!
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