写真界の巨匠を目指す小ネタ隊は、「関西文化の日」を利用して入江泰吉記念奈良市写真美術館へ行ってきました。写真といっても花鳥風月の類いは性分に合わないので、無料で入館できる日を狙ったわけですが、結果的に500円の観覧料金を払ってでも再訪したい美術館でした。
美術館もさることながら、高畑町という町が素敵すぎる!
どこを切り取っても絵になるんです。
しかも、東大寺周辺の喧噪さが嘘のようにのどか。奈良らしい、のんびりとした雰囲気が漂っています。
さらに!
笑顔の素敵なお姉さんがいる、むっちゃいい店を見つけてしまいました。
今回は、2019年10月13日にオープンしたばかりの「GELATERIA FIORE(ジェラテリア フィオレ)」を紹介します。
田んぼのなかの民家風カフェ
高畑町は散策するには非常にいい町なのですが、メシ処が少ないのが難点です。
美術館の中には喫茶室はあるものの、ケーキセットくらいしかない。「せめてカレーでも置いてくれよな〜」と、ブツブツ言いながら、新薬師寺の方へ向かうと、民家を改装したオシャレな店を発見。
イタリアンジェラートの店らしいのですが、「ランチもOK」とのこと。
聞けば、ロードバイク乗りが集うカレー屋さんを改装して、つい1ヵ月前にオープンしたばっかりなんですって。
メインはジェラートですが、メニューにはパスタランチ(2種類)とピザランチが記載されています。
ま、アイスクリーム屋さんなんで、期待はできませんが、近くに何もなさそうなので本日のランチはGELATERIA FIORE(ジェラテリア フィオレ)に決定。これが、まあ、大正解でした。
イタリアンジェラード専門店でいただくこだわりのランチ
なにがいいかって?
まず、気配りがいいんです。店内は満席だったので、民家の軒先みたいなオープンテラスで、コートを着たままいただくことにしたのですが、冷たいお水と温かいお茶を持ってきてくれました。春ならピロロロ〜とヒバリなんかが鳴いてさぞや気持ち良さそうですが、当日は11月の半ば。寒くはありませんが、コートを脱ぐ暖かさでもありません。
ランチメニューは、パスタランチとピザランチの2種類しかありません。ともにサラダとスープがついて1,200円です。
待つこと数分。グリーンサラダが旨い!地元産でしょうか。葉っぱが柔らかい。某大手スーパーで売っているかた〜い野菜ではありません。新鮮です。カボチャのスープは中途ハンバに温かったけど、味はヨシ。
続いて出てきた「ベーコンのマルゲリータ」は、店内の石窯でオーナー自らが焼いたピザ。ランチらしくやや厚めの生地はモチモチで、とろ〜りとろけるチーズが最高です。
パスタランチは2種類から選べ、小ネタ隊は「海老とほうれん草のバジルソース」を選択。まるでパスタに合わせたかのようなグリーンの大皿は、兵庫在住の女流作家さんにオーダーして作ってもらった特注品とのこと。そういえば、店内のあちらこちら、器のひとつひとつにこだわりがあると思っていたのです。
案の定、こちらの箸入れは手作りだそう。
奈良や京都の老舗店によくある高飛車なところはまったくなく、非常に居心地のいいカフェでした。
次はジェラートに挑戦したい、再訪ありなオススメ店です。
高畑町散策の折には、ぜひお立ち寄りを。
奈良市高畑町464
TEL.0742-93-7866
営業時間/11:00~18:00
定休日/水曜(不定休有)
Instagram@GELATERIA FIORE