最近のカプセルホテルはずいぶんと進化したものです。
小ネタ隊が知るカプセルホテルというのは、寝転んだ状態でなくては過ごすことができず、とても窮屈な空間でした。
狭いところが苦手な、閉所恐怖症気味の小ネタ隊としては、よほどへべれけ状態でなくてはムリ!
しかし!
今回、紹介する「ファーストキャビン阪神西梅田」はちょいと違います。
今までのカプセルホテルの概念をくつがえすような広々とした空間。
高さはなんと2.1メートル!
しかも、施設やアメニティの充実ぶりは、そんじょそこらのビジネスホテルよりもはるかに上なんです。
リピーターが多いのも「なっとく!」です。
ファーストクラスをイメージしたキャビンスタイルのホテル
かつて駐車場だった場所に、カフェのようなオシャレな建物ができたのは2017年10月のこと。
飛行機のマークがついているし、キャビンアテンダントのような人も出入りしていたので、エアライン関係者用の施設かな?と遠巻きに覗いていた小ネタ隊です。
キャビンスタイルというのは、いわゆるカプセルホテルの豪華版のこと。
大阪の宿泊施設不足を解消するために、全国で24施設を展開(2018年12月28日現在)するファーストキャビンと阪急阪神ホールディングスグループの提携により誕生した簡易型ホテルです。
阪神電鉄の思いがいっぱい詰まったこだわりの簡易型宿泊施設
仕掛け人でもある「ファーストキャビン阪神西梅田」の隅田伸治支配人によると、ここにはかつて阪神電車が走っていたそうな。1905年(明治38年)に阪神電車が開通したときの東の起点となる出入橋停留所跡地にほど近く、1993年(平成5年)までは地上に電車が走っていました。
阪神電鉄の一員として、大阪観光局への出向経験もある隅田さんは、大阪の宿泊施設の少なさを痛感していたのです。ホテル阪神やザ・リッツ・カールトン大阪など、ホテル事業は幅広く展開するも、簡易型ホテルは初めての経験。そこで実績のあるファーストキャビンと提携することになりました。
阪神の思いがいっぱい詰まった土地だけに、「ファーストキャビン阪神西梅田」には他のファーストキャビンにはないこだわりがあります。
- 阪神沿線の文化や歴史を感じさせる数々のアイテム
- 灘五郷や江井ヶ嶋酒造をはじめとする地元にこだわったアルコール類が豊富に揃うバーコーナー
- 自治体や企業、スポーツ選手などの協力を得て誕生した五感に響く空間…
そうなんです。簡易型宿泊施設とは思えない居心地の良さは、隅田さんをはじめとする阪神電鉄のこだわりがあるからだったのです。
フロアは完全男女別で、セキュリティも万全
せっかくですから館内を案内してもらいましょう。
まずはフロントでチェックイン。女性スタッフもオシャレですね。まるで空港カウンターに来たかのようです。
フロアは男性エリアと女性エリアで完全に分かれており、フロントでもらったカードをエリア入口横のパネルにタッチするしくみ。
カプセルホテルなどというところは、30年ぶりです。なんとなくワクワクしますね〜〜〜
2階にあがると、またまた扉が…
中はいったいどんなふうになっているのでしょうか?
通路の両脇にずらりと部屋が並んでいます。何部屋くらいあるのでしょうか。
部屋のタイプは2種類。どちらも高さ2.1mのゴージャスな空間
部屋のタイプは2種類。120cmのセミダブルベッドを備えたゴージャスな「ファーストクラス」と、コンパクトな「ビジネスクラス」があります。どちらも天井の高さは2.1mと、小ネタ隊のカプセルホテルのイメージを根底から覆す広さです。
利用料金
宿泊料金 | ショートステイ/1時間 | |
ファーストクラス | 6,900円 | 1,000円 |
ビジネスクラス | 5,900円 | 900円 |
※料金は全て税込。
※料金は季節や曜日により変動します。
※ショートステイは2時間以上のご利用をお願いしています。
ファーストクラス
ビジネスクラス
ビジネスクラスは2.5㎡ながら、32インチ液晶テレビ、Wi-Fiなど設備はファーストクラスと同じです。
しかも料金の中にはウエアをはじめ、タオルや歯ブラシ、カミソリや耳栓など、さまざまなアメニティグッズ代も含まれています。
これだけの施設が使えて、たった5,900円〜は安くね
オープンしてまだ1年あまりなので、設備は新しく、清潔感にあふれていて、とってもいい感じですね。
清掃が行き届いているところは、さすがです。
連泊のツーリストたちに人気のコインランドリーもあります。
自販機にアルコールのメニューはありませんが、場所柄、近くにコンビニがあります。
福島・西梅田辺りで終電を逃した飲兵衛さん、出張代を少しでも浮かせたいビジネスマン、夜行バスで来阪のライブギャル…こんな方はぜひご利用を。
小ネタ隊もプチ家出のときは利用させてもらいます!