小ネタ隊は仕事柄、ちょくちょくと大学に行くことがあるのですが、歴史と伝統のある大学は観光名所としてもお勧めできます。
今回、ご紹介する同志社大学の今出川キャンパスもそのうちの一つです。
京都御所の北側に隣接し、地下鉄にも直結しているという好立地にもかかわらず、非常に落ち着ける超〜穴場的スポットなのです。
受験以来40年ぶりの訪問
とはいうものの、小ネタ隊が同志社大学・今出川キャンパスに足を踏み入れるのは、なんと40年ぶり。
そうなんです、かの受験の日以来なのです(T_T)
2013年4月に京田辺キャンパスができるまでは、全学生がここ今出川キャンパスで学んでいましたが、今は文系学生のみ。
それでも約20,000人の学生が学ぶ巨大キャンパスです。ですから平日はものすごく人が多く、のんびりすることはできません。
狙い目は授業のない日曜日。一般人も自由に出入りできるので、ぜひ訪れてみてください。
キャンパスに重要文化財5つ、登録有形文化財2つ
キャンパスに一歩足を踏み入れると、アカデミックな雰囲気を感じることができます。レンガ造りの瀟洒な校舎群は建築物としても見所満載で、なんと5つの重要文化財、2つの登録有形文化財が点在しています。
クラーク記念館(重要文化財)
1893(明治26)年に建てられた同志社のシンボル的建造物。ドイツ・ネオ・ゴシックを基調とする重厚感が異国情調満載です。
同志社礼拝堂(チャペル)(重要文化財)
プロテスタントのレンガ造りの礼拝堂としては日本最古で、1886(明治19)年に建てられました。アメリカン・ゴシック調の鉄板葺き、急勾配の切妻屋根が美しく、内部はプロテスタント会堂らしい簡素な造りになっています。
彰栄館(重要文化財)
1884(明治17)年に建てられました。外観は洋館ですが、内部の間仕切壁や小屋根など、構造形式は純和風になっています。
キャンパスも素晴らしいが、人間性も素晴らしかった
ハリス理化学館(重要文化財)は、理工学部の前進であるハリス理化学校専用校舎として、1890(明治23)年に建てられました。
で、「こちら」となるところですが、外観の写真がありません。なんとなんとここでトラブルが発生してしまったのです。
ハリス理化学館は、現在「ハリス理化学館同志社ギャラリー」として、創始者である新島襄や妻・八重の遺品や写真をはじめ、同志社にまつわる品を展示しているのですが、小ネタ隊隊員のカラダに異変が起こってしまったのです。
両足がつってしまいました。それも変形するほど。
イタタタタ…と、一歩も歩けないどころか展示室のソファを占領。ソファをベッド変わりにしてマッサージを施すもののなかなか治ってくれません。閉館時間も迫っているのに、スタッフの人たちも気を遣っていただき、アメちゃんくれたりポカリスエット持ってきてくれたり、「車椅子を用意しましょうか」と声をかけてくれたり。
こともあろうに同志社のスタッフにお世話になるなんて。
小ネタ隊が行けなかった同志社、小ネタ隊の母校である関学のライバル同志社。
本来なら、「やっぱり関学の方が上だな」ってなオチにするつもりでしたが、こんなに親切にしてもろては、さすがの小ネタ隊も毒舌吐くことなんてできません。
やはり関西ナンバーワンの私立大学だけのことはあります。キャンパスもさることながら、人間性も素晴らしい。
おかげさまで、なんとか帰路に就くことができました。ありがとうございました。
というわけで、この後の写真はありません、ははは。