将棋から麻雀はもちろん、カジノやギャンブルを真面目に研究する教育機関が大阪にあります。
東大阪市にある「大阪商業大学アミューズメント産業研究所」がそれ。
ゲームやギャンブルなどのアミューズメント産業を大学レベルで研究する、とってもユニークな研究機関なのです。
大阪商業大学は2スタンプがゲットできるとっても美味しい大学なのだ
今、関西圏にある18の大学が連携して、「かんさい・大学ミュージアムネットワーク」なるものを開催しています。
大学の所有する博物館や美術館、文学館などを巡るスタンプラリーですが、2019(平成31)年1月末までに15館のスタンプを集めると記念品がゲットできます。
大阪・東大阪市に位置する大阪商業大学には「大阪商業大学商業史博物館」と、今回ご紹介する「大阪商業大学アミューズメント産業研究所」があります。
大阪産業大学は18館のうち2館のスタンプがゲットできるという、とっても美味しい大学なのです。
囲碁・将棋からギャンブル、賭博関係まで約35,500点
「大阪商業大学アミューズメント産業研究所」を案内してくれたのは、こちらの笑顔が素敵な女性スタッフ↑
大阪商業大学にアミューズメント研究所が設立されたのは、2000年12月のことだそう。
2001年4月には、同大学の附属研究機関となりました。
所蔵品は、囲碁・将棋・マジック・ボードゲームなどのゲーム類から、麻雀・スロット・カードゲーム・競馬などのギャンブル関係、さらには手本引きや丁半博打、チンチロリンなど、映画やドラマでしかお目にかかったことのないような賭博関係まで約9,000点。
図書や雑誌も合わせれば約35,500点の資料を収蔵しています。
藤井聡太7段が使っている将棋、というよりも将棋といえば9マス×9マス、駒数40枚ですが、大局将棋なるものはなんと36マス×36マス、駒数804枚。
駒を並べるだけでも、2人で1時間近くかかってしまうのだそう。
日本でも数組しか存在しないと言われる大局将棋の実物を見ることができます。
他にも透視ができる麻雀パイや平安・鎌倉時代から明治の終わり頃まで遊び継がれてきた盤双六など、珍しい「遊び」道具を見ることができます。
見学無料なのに、空いています!
大学レベルとしては日本初。さまざまなアミューズメント資料を揃える研究機関としても日本最大級ではないでしょうか。
扱う内容がデリケートなものだけに(?)あまり大々的には宣伝されていないせいか、大阪商業大学アミューズメント研究所は結構空いています。
小ネタ隊的にはかなり面白い!
誰でも見学OKな博物館なので、ぜひ訪れてみてください。
ただし「アミューズメント産業研究所」はビルの3階にあり、エレベーターはありません!
2館同時見学を試みた小ネタ隊は少々お疲れ気味です。
せっかくだから新校舎内に2017年3月オープンしたばかりの丸善運営のカフェで、ちょっことお茶しようと目論んだ小ネタ隊ですが、この日はあいにくお休み(営業は平日8時30分〜20時、土日休み)。
というわけで、教えていただいたカフェ「草の葉」が、これまた最高にオシャレで落ち着ける空間でした。
レポートは次回。乞うご期待。
大阪府東大阪市御厨栄町4-1-10
TEL.06-6618-4068
開所時間 10時〜16時30分
休所日 日曜・祝日、創立記念日(2月15日)、年末年始、大学の休暇中、その他研究所が定めた日
見学・利用料 無料
[アクセス]
近鉄奈良線「河内小阪」駅、北東へ徒歩7分(東大阪市消防局西本署横)
※来年度より、大阪商業大学谷岡記念館内に移転予定あり
http://ouc.daishodai.ac.jp/ams_labo/
かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会事務局
関西大学博物館
大阪府吹田市山手町3-3-35
TEL.06-6368-1171