洗練されたパンが食べたい!
小ネタ隊本部の周辺には、オサレなパン屋がありません。
1軒だけ手作りパンのお店があるのですが、いわゆる町のパン屋さんで、失礼ながら小ネタ隊の舌をうならせるような洗練された味ではありません。
どうしてもオサレなパンを食べたくなったら、大阪・梅田までわざわざ出向くことになります。
しか〜し!
パンといえば、やはり神戸でしょ。
オサレな町といえば、やはり岡本でしょ。
というわけで、行って参りました、神戸・岡本のパン屋めぐり。
まず、小ネタ隊が足を踏み入れたのはJR「摂津本山」駅です。
「岡本やないやん?」と言うなかれ。
小ネタ隊本部からは阪急電車に乗るのは不便なのであります。梅田か十三にわざわざ出向く必要があるのですが、梅田に行くと「梅田でエエやん」となりますし、十三に行くと「昼呑みでエエやん」となり、間違いなくというか性格上、岡本にはたどり着けないのです。
神戸っ子なら皆知っていることですが、JR「摂津本山」駅と阪急神戸線「岡本」駅は徒歩で5〜6分ほど。JR・阪急間の乗り換えに非常に便利です。この間がすご〜くオサレ。パン屋さんはもちろん、ケーキ屋さんやカフェ、雑貨屋さんが並んでいるのです。
十三のトミーロードや小便横丁とは、行き交う人々も違えば、雰囲気も全く違う異国なのであります。
Delifrance摂津本山店
さてさて、JR摂津本山駅の改札前にさっそく一軒パン屋さんを発見。
「Delifrance」という全国展開をするお店です。1番人気の「塩フランスパン」(130円)を一口頬張ってみます。
む、む、む…
かなり期待していたのですが…可もなく不可もなし。これといった特徴がありません。
ま、万人受けするお味っちゅうやつですね。
気を取り直して、2番人気の「レーズンパン」(200円)をいただきます。
む、む、む…
レーズンがたっぷり入っています。まあまあかな。
ま、ここは岡本ではなく、摂津本山だからこんなもんでしょ。
ケルン岡本店
2号線を北上し、いよいよ聖地・岡本エリアに足を踏み入れましょう。
石畳がオサレ。観光客多し。ガキンチョはファミリアなんぞを着ています、あくまでもイメージですが^_^。焼肉屋や焼き鳥屋が妙に浮いています。
「ケルン」の1番人気はやはり塩パン。フレンドリーな接客がなかなかエエ感じなお姉さん曰く、「焼き上がりに20分」かかるとか。並ぶこと待つことができない小ネタ隊は仕方なく、2番人気の「メロンパン」(140円)を選択しました。
これ、買ってすぐよりも数時間経ったほうが美味。油やバター風味が全体に行き渡るのでしょうか。即食べしたときは「なんで2番人気なんやろ?」と疑問符でしたが、半日置いたら非常に美味しかったです。
ただし、メロンパンは小ネタ隊の好みではありません。
んなら、買うな!とのお叱りをいただきそうですが、そんなことは気にせずに3軒目にいっちゃいましょう。
ドンク岡本店
神戸のパン屋さんといえば「ドンク」でしょ、ってなくらい超有名なキングオブパン屋です。ドンクのバケットと赤ワインさえあれば、1週間は過ごすことが可能です。
飽きの来ない旨さは、小ネタ隊の中で常に3本の指に入っており、梅田・阪神百貨店でもちょくちょく売り上げに貢献しています。
岡本店の2階はドンクのレストランになっています。
幼少期を贅沢に過ごした団塊の世代にとって、ファミリアのお洋服を着てドンクのレストランでお食事というのは定番だったのでしょうか。若者よりもジジババたちが多く出入りしてたのが印象的です。
こっぺぱん専門店「岡本こっぺ・Lun」
続いて、ちょっと脇道にそれて、今話題になっているこっぺぱん専門店「岡本こっぺ・Lun」を覗いてみましょう。さすがに雑誌などでも取り上げられているだけあって店頭はすごい人だかりです。
が、よくよく見ると、店内が狭いだけでそれほど並んではいません。小ネタ隊でも耐えられるくらいの行列でした。注文してから作るため時間が少しだけかかるようです。番号札を渡され待つこと数分。小ネタ隊が選んだ「こしあん」(180円)のできあがり。
要はこっぺぱんの間にあんこを塗っただけですが、これがまたデカい!
旨いかまずいかといえば、決してまずくはありませんが、ただのあんぱんですから、コンビニの方が旨いような…
ケルンのメロンパンでも感じたのですが、この手のパンはその場ですぐに食べるよりも数時間寝かした方が旨いと思います。すぐに食べると、こっぺぱんはパサパサですが、しばらく置くとしっとりとしてきます。
だったら、最初から作っておいたらエエやん!
と思うのは、私だけでしょうか。こしあんの選択が悪かったのか、その場で作るという演出が全く意味のないような気がするのですが、まあ、エエわ。
ローゲンマイヤー岡本店
美味しいパンを求めて、わざわざオサレな町に繰り出してきた割にはイマイチです。こんなことなら阪神百貨店に行けばよかったよ、と思いながら、最期の砦「ローゲンマイヤー」に突撃です。
はっきり言って感激しました!
涙がちょちょ切れるほど、美味なパンに出会いました。旨いのです、旨すぎるのです。
オラオラ、これが岡本のパンやぞ、なめんなよ、ボケっ!
ってな上から目線感がありません。
懐かしくもあり、パリの香りもする(行ったことないから知りませんが…)洗練さもあり、かつすご〜く優しい味なのです。
一口食べるだけで、作っている人の温かさが感じられ、涙があふれそうになるくらい幸せな気分になれるパンです。
「芦屋クリームパン」(160円)は、クリームパンの名が付いていますが、そんじょそこらのクリームパンとは全く別物です。シュークリームよりも旨く、しかもクリームたっぷり。これで160円はあまりにも良心的です。
さらに「塩バタークレッセント」(110円)は、なんと表現したらいいのでしょうか。
一口含むとジュワ〜〜〜とくるのです、良質のオイルとバターの香りと幸せが。
待つことが嫌いな小ネタ隊ですが、一口目の余韻が消えるまで目を閉じていたら、なんと!家人に残り全部を食べられているではないですかっ!
そうなんです、ローゲンマイヤーの一番人気パンを、たった一口しか食べることができなかったのです。
またまた、涙がちょちょ切れてきました。
う、う、う、う…
まとめ
ローゲンマイヤーはわざわざ買いに行く価値あり!です。特に、塩バタークレセントは一口しか食べていないせいもあって、むっちゃ食べたい!クリームパンが抜群の旨さだったので、他のパンも調査してみる価値大ありです。
が、本店が芦屋ということなので、わざわざ岡本まで行かんでも、当本部からより近い芦屋店でエエやん。
他は、ついでならいいですが、わざわざパンだけを買いに行くまでは至らず。
いずれにしも、パンの食い過ぎでお腹が張るよ。