関西で恋のパワースポットといえば京都の伏見稲荷大社が有名ですが、その伏見稲荷よりも古いお稲荷さんが、わが大阪にあります。
今回は、大阪の恋のパワースポットとして名高い「玉造稲荷神社」を紹介します。
恋愛界最強の神様を祀る由緒正しき正統派お稲荷さん
玉造稲荷神社が創建されたのは、稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社よりも古い、紀元前12年のこと。
聖徳太子が戦勝祈願のための観音堂を建てた場所とされています。
豊臣・徳川時代には大阪城の守護神として知られ、またここで豊臣秀吉・秀頼・淀殿などが千利休のお点前で茶会を催していたと伝えられています。
現在の社殿は1954年(昭和29年)に再建されました。
玉造稲荷神社の神様は軻遇突智命(かぐつちのみこと)といい、縁結び、恋愛成就、夫婦和合にご利益があると言われています。
そうなんです。
軻遇突智命は、恋愛界最強の神様なのです。
恋きつねに名前書いて奉納すれば、恋が実る
本殿横には、ラブラブきつねがハートを形づくり「恋きつね」絵馬がずらりと並んでいます。
きつねはカップルになると一生浮気しないらしく、良縁や縁結びにご利益があるとか。
社務所で絵馬を購入し、カップルは互いの名前を、お一人様は自分の名前を書いて奉納すると、恋の願いが叶うそうです。
ほかにも社務所には、恋愛関係のお守りがいっぱいあります。
秀頼とねねさま、さらには幸村までが恋愛成就を強力に後押し
玉造稲荷神社には、たくさんの神様がいるのですが、恋愛関係に強い神様がもう一人います。
その名は「胞衣塚大明神(よなづかだいみょうじん)」。
秀吉の息子・秀頼が、淀君から生まれたときの胞衣(胎児を包んでいた膜や胎盤)を祀っているとされ、縁結び・子宝の神様として崇められています。
さらに、真田幸村が考案したとされる強力な紐「真田紐」で、ご縁を逃さないようにがっちり結びつければ鬼に金棒。
大阪の玉造稲荷神社は、総力をあげてあなたの恋サポートしてくれる最強神社なのです。
境内には秀頼奉納の鳥居や千利休の顕彰碑などのほか、難波玉造資料館もあり、古代玉遺物、玉の歴史や玉作り工程、古代土器など貴重な資料も展示されています。
大阪市中央区玉造2-3-8
TEL.06-6941-3821
[アクセス]
JR大阪環状線・大阪メトロ鶴見緑地線「森ノ宮駅」「玉造駅」より徒歩5分