小ネタ隊は、いま有料のオンラインフォトサロンに入っています。
数字とアルファベットと他人の意見が苦手な小ネタ隊にとって、「サロン」というのは無縁の存在でした。しかし、これだけ世の中のスピードが速くなると、スペックの低い頭ではついていけません。
ましてや小ネタ隊は、腐っても業界人。編集に関わることはサクッとでも知っておく必要がありますが、自ら情報をセレクトしていてはとてもじゃないけど追いつけません。
そこで有料の「サロン」に入会して、イマドキの情報を仕入れることにしました。
今回は、超飽き性の小ネタ隊が3ヵ月近く在籍しつづけているオンラインフォトサロン「しんやとよーへい」を紹介します。
超ゆるゆるのオンラインフォトサロン
しんやとよーへい…
ネーミングからして緩そうな雰囲気が漂っていますが、入会当初というかできて3日目くらいまでは超ゆる〜いサロンでした。
【しんやとよーへい】
コミュニティサロンが始動します。
募集開始は03/20からです。皆さまのご参加お待ちしております。@_st_1972 @yohei_sawamura pic.twitter.com/m6QcWa6mHs
— しんやとよーへい (@shinyatoyohei) March 17, 2020
サロンメンバーの募集がスタートしたのは2020年3月20日のことです。
主宰は、“しんや”こと高橋伸哉氏(右)と、“よーへい”こと澤村洋兵氏(左)の2人です。両氏ともに多くのフォロワーを有するSNS時代の写真家です。複数のアカウントを持つ高橋氏に至っては、インスタやツイッターなどの総フォロワー数44万人というものすごい数字で、企業も注目するイマドキのインフルエンサーです。
そのため「しんやとよーへい」の前評判は高く、あっという間に300人を超えてしまいました。
お値段は月額3,300円(税込)。1日わずか110円の価値は十分にあります。
募集と同時に入会した小ネタ隊が未だに退会していないのが何よりの証拠です。
講義内容もさることながら、人間力に魅力あり
実は、小ネタ隊はこれまでに3つのオンラインフォトサロンに入会したことがあります。
1つ目は1ヵ月で辞めました。月額1,000円でした。
2つ目が今でも続いている「しんやとよーへい」です。
3つ目は3日で辞めました。こちらも月額1,000円でした。
3,300円と最も高い「しんやとよーへい」が続いている理由…それは、内容もさることながら高橋校長の人間力に魅力を感じているからです。
なお「しんやとよーへい」の詳細については、サロンメンバーの記事を参照してください。
45歳で脱サラした天才
「しんやとよーへい」の校長を務めるのが、写真家の高橋伸哉氏です。
https://twitter.com/_st_1972?s=20
小ネタ隊が高橋氏を知ったのは、今から1年ほど前のこと。写真でなんとか収入を得ることができないかと模索していた頃でした。「写真 稼ぐ 関西」なんぞのキーワードでググっているときにヒットしたのが、高橋氏がnoteというブログサービスに書いていた記事です。
45歳で脱サラして、プロの写真家を目指すなんて、なかなかできることではありません。
しかも商業カメラマンではなく、写真作家です。
老眼と緑内障でピント合わせがつらくなってきた小ネタ隊は、昨年末にカメラをCanonからSONYへ全面移行しましたが、このときにチェックしたSONYのホームページにも写真家・高橋氏が掲載されていました。
ツイッターをチェックすると、フォロワーがバリバリに多い。さっそくフォローしますが、フォロワー数に比例してツイート数も限りなく多く、あまりにもウザいので、実は一時ミュートしていた時期もありました(笑)。
「天才ちゃうん!」と小ネタ隊が思った以上に、高橋氏自身も「俺って天才!」というお調子者タイプで、彼のツイートにはかなりナルシシストぶりが発揮されていました。
みんなで成長するオンラインサロン
普通なら、一回りも下の人間の御託なんて聞く耳をもたない小ネタ隊ですが、「この男は何かやってくれそう」的な予感がありました。
編集屋歴35年のカンです。
案の定、高橋氏が校長を務める「しんやとよーへい」は日に日に成長しています。
オープン当初のゆる〜い雰囲気はどこへやら。今ではエネルギーが充満しすぎて、小ネタ隊ごときのパワーでは跳ね返されてしまいます。
その点、オンラインですからがっつり関わる必要はありません。
自分の興味ある部分だけを、自分のペースで、ゆる〜く関わっています。
サロンの成長と同時に、高橋氏自身も成長しており、かつてのナルシシストぶりはすっかり影を潜め、「俺についてこい!」タイプから、「みんなで成長しよう」タイプへと変わってきています。
小ネタ隊の場合は、技術よりも“気づき”が多いんです。いろんな人間のいろんな言動を見聞きしていると、脳みそが活性化されるんでしょうね。硬化しつつあった140億の脳細胞がバリバリバリって動き出す感じです。月3,300円で「成長してるな〜」って感じられる(←あくまでも個人の感想です)のはすごくないでしょうか。
コロナ禍で生まれたオンラインフォトスクール
それはサロン内にとどまらず、自身が主催するshinya写真教室でも同様です。
コロナ前は6〜7人を集めたマンツーマンの写真教室や30人規模のフォトウオークが中心で、指導は高橋氏が自ら行っていました。
しかしコロナ禍で外出が制限されると、すぐにzoomを取り入れた写真教室に変更。しかもツイッターで「こんなんしたいねんけどな〜」ってつぶやくと、フォロワーたちがあれやこれやと智恵を絞ってくれるのです。
内容の方もこれまでとは大きくスタイルを変え、高橋氏自身が1人で講義するというものではなく、さまざまな人が自分の専門分野を語る講義スタイルに変更。
まさに「オンラインフォトスクール」です。
高橋氏自身は方向性をツイートするだけ。後は皆がカタチにしてくれるというわけ。
協調性皆無の小ネタ隊にはとても真似ができません。
また「オンラインフォトスクール」は、今まで距離的制約のあった地方の人たちへの参加も可能にしました。
「全国各地で写真教室を開きたい」という高橋氏の思いが、思わぬカタチで実現してしまったのです。
で、できた「オンラインフォトスクール」は、毎回ZOOMの参加枠が数日で埋まってしまうほどの人気ぶりです。
https://s-onlineclasses.stores.jp/
ちなみに7月10日開催の「風景写真家達による、極上のレシピ」は、文字通り“風景写真”の巨匠たち4人によるオンライン講座です。これで5,000円は安い!300人がすぐに埋まるのも納得ですね。
学士や専門士の肩書きはもらえないけど、講師陣・内容はそこらへんの芸術大学や専門学校よりもはるかに上。何より、参加者の意欲がスゴい!
今後は、大阪が生んだストリートフォトの、かの巨匠も登場予定だとか。
久々の刺激を満喫している小ネタ隊でした。