大阪医療福祉専門職大学、2019年4月開学ならず!急遽、大阪医専で募集開始

2019年4月、大阪医療福祉専門職大学(仮称)という新たな学校が誕生する予定でしたが、どうやら認可が下りなかったようです。
通常ならこの8月末に認可され、9月からは公に募集できるはずでしたが、急遽設置計画を変更。1年伸びて、2020年4月の開学を目指すことになりました。

では、募集はどうなるのかといえば、「大阪医専」で募集されます。

もともと、大阪医療福祉専門職大学(仮称)の開学に伴い、大阪医専は2019年4月入学生の募集は行わない予定でしたが、設置計画の変更に伴い、「2018年8月から募集を開始」というどうにもこうにも慌ただしい入試になってしまいました。

大阪医専ってどんな学校?

大阪医専は、かつてのモード学園、現:学校法人日本教育財団が運営する、7学部24学科(昼・夜)を擁する日本最大規模の医療と福祉の専門学校です。
看護師や理学療法士、臨床工学技士、救急救命士などを養成し、大学にもひけをとらないカリキュラムで資格取得にも定評があります。

同時期に専門職大学に認可申請をした「モード学園」とコンピュータの「HAL」は、当初の予定通り2019年4月より、それぞれ「国際ファッション専門職大学」「国際工科専門職大学」として開校されます。

専門職大学・専門職短期大学ってなに?

専門職大学・専門職短期大学というのは大学・短大に続く3つ目の大学制度で、なんと短大以来55年ぶりに創設される制度です。
授与される学位は、「学士(専門職)」「短期大学士(専門職)」といった具合に、括弧付きの「学士」「短期大学士」になります。

専門職というくらいですから、「実習などを重視したカリキュラムで、実践的な職業教育を行う」ことが特徴ですが、小ネタ隊的には既存の大学・短大との違いが理解できません。
専門職大学として認可されたものは、既存の専門学校ばかりですし、専門学校が格上げされたものとの認識でしかありません。
しかも現在の大学や短大は実学中心。そうでないと学生が集まってきません。
特に医療・福祉系はその傾向が顕著で、医療・福祉系専門職大学との違いがどこにあるのかまったく理解できません。

これまでの大学・短期大学との違いはなに?

大学・短期大学と専門職大学(短期大学)との違いは、下記のようなものです。

専門職大学の特徴
  1. 専任教員の4割以上が実務家
  2. 卒業要件単位の1/3以上を実習により修得
  3. 長期の企業内実習(インターンシップ)を必修化(4年で600時間以上)
  4. 教育連携協議会を設置し、産業界および地域社会からの意見を取り入れる
  5. 同時に授業を行う学生数は原則40人以下

既存の専門学校であれば、上記5点はほぼクリアできると思いますが、唯一、③の実習先の確保は難しいかもしれませんね。

現在の医療の現場は、看護学部や医療系学部の乱立でただでさえインターンシップ生であふれています。
毎日、いのちと向き合っている現場では、右も左も分からない他校のインターシップ生に手取り足取り教えるよりも、自分のところの看護専門学校生をじっくり鍛えて、早く一人前に育てたいというのが実情ではないでしょうか。

あくまでも小ネタ隊的憶測です、悪しからず。