国立国際美術館でクリムトに出会う

大阪・中之島の国立国際美術館で、「クリムト展」を開催中ということなので、散歩がてら行ってきました。
国立国際美術館はもともと、万博公園にあったのですが、2004年秋に中之島でリニューアルオープンした美術館です。
小ネタ隊のアジトからはほんのすぐの場所にあるため、ちょこちょこ出没しています。
なんと言っても、地下1階のフリースペースは入場料無料。お金をかけずに黄昏れるのに最適な場所なのです。

グルメ天国福島さんぽ

国立国際美術館が位置するのは、JR東西線「新福島駅」から徒歩10分くらいの場所。
美味しそうなお店を横目に見ながら、本町方面へ向かいます。

JR新福島駅南側一帯は、味わいのあるお店が軒を連ねていますが、どうも安定していないようで、通るたびに新しい店が出没しています。毎度毎度、チェックするのですが、いざ突撃しようと思ったときには時すでに遅し。ほんまに入れ替わりの激しいエリアです。

こちらのお店は、ラーメン激戦区の福島界隈にあって「食べログ百銘店」2年連続受賞(2017・2018年)の「烈志笑魚油 麺香房 三く」が経営するうどん屋さん。なかなかの人気店です。

朝日放送を左手に、さらに南下すると、前方に独特の形状が見えてきました。
下の写真真ん中のトンボのオブジェみたいな建物が、目指す国立国際美術館です。

 

浪速の名橋50選にも選ばれた「玉江橋」

玉江橋の南側から北側をパシャリ。玉江橋は「浪速の名橋50選」にも選ばれている橋です。
ちなみに、福澤諭吉は玉江橋の北詰にあった中津藩の蔵屋敷で生まれたそうな。

大阪は「水の都」と言われるだけあって、橋の多いことで有名です。「江戸の八百八町」「京都の八百八寺」、そして「浪華の八百八橋」。
808の町や寺や橋があるわけでななく、たくさんあったという意味ですが、実は、橋の数はお江戸の方が多かったのですね〜。
お江戸には約350の橋があったのに対し、大阪は約200だったそうです。

都会の地下にある「国立国際美術館」

さて、こちらが2004年秋にリニューアルオープンした国立国際美術館です。
1970年の大阪万博のときに建てられた万国博美術館をそのまま使っていたのですが、老朽化に伴い、中之島に移ってきました。
地下3階の完全地下型の美術館です。
セザンヌ、ピカソ、エルンスト、藤田嗣治、国吉康雄らの作品、戦後の現代美術作品を数多く収蔵するほか、毎月、さまざまな展覧会を開催しています。

8月27日から始まった「クリムト展」は、12月8日(日)まで開催しています。
正確に言えば、「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」であって、漫画家がいきなり殴られたとして話題になった「クリムト展」ではありません。そちらは、現在、愛知県で開催しています。

上品な大阪人は他人様を殴るなんて、そないなゲスいことはしません。
それにしても最近は、美術館で写真撮ってもいいのですね。宣伝にSNSは今や必須のようです。

トンボみたいなオブジェは竹だったのか!

ところで、このオブジェは何かご存じ?
アルゼンチン生まれのシーザー・ペリさんという人の作品らしいのですが、「竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージ」しているのだそう。
巨大トンボの骨にしか見えん!

「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」大阪展
<開催場所>
国立国際美術館(大阪市北区中之島4-2-55 TEL.06-6447-4680)
<開催期間>
2019年8月27日(火)~ 12月8日(日)
10:00~17:00
※8~9月の金曜・土曜は21:00まで
10~12月の金曜・土曜は20:00まで開館
(いずれも入場は閉館30分前まで)
※月曜日休館(ただし、9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館し、翌日休館)
<料金>
一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
コレクション展:大人430円、大学生130円、高校生以下、65歳以上無料
※9月中の日曜・祝日に限り、高校生無料(要証明)
※中学生以下無料(要証明)・心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
※本料金で同時開催の「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」も観覧可。
<URL>
http://www.nmao.go.jp/

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