「かんさい・大学ミュージアムネットワーク」スタンプラリー2018にトライしていますが、日曜日・祝日がお休みの大学が多くて、なかなかスタンプの数を増やせずにいる小ネタ隊です。
今回は「関西大学博物館」へ行ってみました。
阪急千里線「関大前」北口の東側からキャンパスへの直結ルートがあります。
正門から入るのとはまた違った感じがしますね。
すご~い立派なエスカレーターです。
著名建築家・村野藤吾氏の手による関西大学博物館
博物館のある「簡文館」はもともと図書館として昭和3年に建設されました。
昭和3年に図書館として竣工し、2018年(平成30年)に90年を迎えました。
昭和30(1955)年には大幅な増築を受けています。
その増築部分が昭和42(1967)年に文化勲章を受章した建築家・村野藤吾氏の作品です。
現在、関西大学博物館の展示室となっている円形建物がこのときに増築された部分です。
博物館展示室入口の受付は、図書館だった頃の図書貸し出しカウンターが残っています。
平成19年に国の登録有形文化財(建造物)として登録され、平成30年大阪府指定文化財に指定されました。
関西大学博物館は故末永雅雄名誉教授が設立した考古学資料室が前身で、平成6年に博物館相当の施設として開館しました。
博物館が収集したものと篤志家(とくしか)の寄贈を加えて、重要文化財16点、重要美術品12点を含む約3万点の資料が収蔵されています。
常設展示室
常設展示室には、重要文化財2件16点、重要美術品を含む700点が展示されています。
多くは大阪毎日新聞社第5代社長本山彦一が蒐集(しゅうしゅう)した資料、通称「本山コレクション」です。
日本の旧石器・縄文時代から奈良・平安時代頃までの考古学資料を常設展示しています。
大阪府藤井寺市国府遺跡出土資料、奈良県天画展や博物館実習展などを開催。
他にも特別展示室がありますが、本日は企画展のためお休み。
通常は、浅野忠義公具足や玳瑁螺鈿合子など、博物館が所蔵する工芸品が展示されています。
「関西大学とアーティストのミュオグラフィアート展」〜2019年1月12日開催中
さて、本日の企画展は、「関西大学とアーティストのミュオグラフィアート展」です。
ミュオグラフィってなに?
火山や、ピラミッドなどの巨大物体を透視擦ることができる現代物理学を応用した最新技術。
関西大学ミュオグラフィアートプロジェクトと東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構が連携し、アーティストと関西大学の研究者、学生のアート作品が展示されています。
会期 2018年12月3日〜2019年1月12日
時間 10:00~16:00
休館日 日・祝、12/26~1/5