大阪・淡路の銭湯が地ビール工場にリノベーション。2019年6月下旬開業予定

2017年に経営者の高齢化や設備の老朽化のため、惜しまれながらも廃館になった大阪・淡路の「御幸温泉」。
銭湯の雰囲気は残しながら、「ここから淡路発の“地ビール”を売りだしちゃえ」というユニークな取り組みを手がける男たちがいます。

なぜに、銭湯で地ビールなのか?

工事真っ只中の御幸温泉で、代表の志方昴司さん(31歳)に聞きました。

 

大阪・淡路の銭湯「御幸温泉」


2017年末、経営者の高齢化や設備の老朽化に伴い廃館した大阪・淡路の「御幸温泉」。
その後は温泉付きゲストハウスとして貸し出すも借手が見つからず、そのままの状態なっていました。
その御幸温泉を生かして何かできないかという思いと、以前から飲食店に携わる中で感じた「4大メーカーからしか選べない飲食店のビールに新しい選択肢を作りたい」という思いが合致して生まれたのが「上方麦酒」プロジェクトです。

神戸で飲食店数店を経営していた志方さんは、2018年6月に仲間たち4人とともに株式会社神戸麦酒を設立します。
代表の志方さんは、地ビール製造1本にかけるため、順調だった店をたたみ、京都のビール工房で修行する毎日です。

 

料理に合うビールを提供したい

創業メンバーの5人は別々に飲食店を運営していました。
手作りで出す料理、こだわったカクテル。その中でビールだけが既存の4大メーカーのものでした。

オリジナルビールを提供したい。

飲食店を経営していれば誰でもが思うこと。
「上方麦酒」には、そんな志方さんたちの思いが込められています。

隊員
奥さん、反対しなかったんですか?

志方さんは、1歳9ヵ月と4歳児のパパ。男のロマンは分かるのですが、奥さんの反対はなかったのでしょうか。

「まったくありません!逆に応援してくれています」

奥さんの職業が看護師というのは強みですが、ご主人の夢を応援してくれるなんて、なんと素敵なのでしょう。

男湯は醸造所、女子脱衣所は直売所、女湯はそのままフリースペースへ

男湯はビール醸造所へ生まれ変わる

上方麦酒の製造工場は、御幸温泉の雰囲気をできる限り残しているのが特徴です。
男湯のスペースにビールタンク500リットル×3本、1000リットル×2本の計5本のタンクを設置しビールを製造。出来上がりまでは約3週間。受託生産が中心で、お値段は20リットル4万4,000円〜と、小ロットにも対応しています。

現在開業前にも関わらず、口コミだけで10数社の申し込みがあり、新規の製造受付は3ヵ月待ちだとか。
飲食店経営者の思いはみな同じだったのですね。

男子脱衣所は製造したビールを保存する冷蔵庫に、女子脱衣所では銭湯を彷彿させる牛乳瓶に入ったオリジナルビール「銭湯ビール」を1本500円〜700円で販売する予定。

女湯はそのままの状態を残し、フリースペースとなる

また女湯は営業当時そのままの状態に残し、今後はイベントなどを開催するフリースペースとして活用するのだそう。

照明もそのまま使用

中国から取り寄せたビールタンクもようやく届き、あとはビール製造免許の交付を待つばかり。順調にいけば、6月20日頃開業予定です。
場所は、阪急「淡路駅」またはJR「東淀川駅」から7〜8分。西淡路小学校の東隣です。

「上方麦酒」概要
施設名:上方麦酒(かみがたばくしゅ)
運営元:株式会社神戸麦酒
開業日:2019年6月下旬予定 (ビール製造免許が交付され次第営業開始のため、日程未定)
総面積:約220㎡
住所:大阪市東淀川区西淡路3-15-6
電話番号: 090-6238-0592
操業時間:10時~18時
直売所定休日:不定休
HP:https://ajgtojud.wixsite.com/website