2018年問題

2014年3月、聖トマス大学(兵庫県・尼崎市)最後となる学生が卒業しました。以降、大学生・大学院生ともに一人もいなくなり、2015年3月末日で閉学。約50年の歴史に幕を下ろします。また、2007年に開学したばかりの神戸夙川学院大学(兵庫県・神戸市)も2014年4月に募集停止を発表。在校生は神戸山手大学に引き継がれるものの、閉学となります。
いずれも原因は、少子化によるものですが、今、大学関係者の間では「2018年問題」というのが深刻な話題になっています。大学進学者のボリュームゾーンである18歳人口が1992年度の205万人をピークに年々減少し、2014年度は118万人に。しばらくは横ばい状態が続きますが、2018年度には再び減少に転じ、2031年には104万人まで減ると予想されています。
2014年度現在、約4割の私立大学が定員割れをしており、18年度以降は1000人規模の大学が100校は潰れると言われています。

深刻な「2018年問題」―大学は生き残れるか?―

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