京大農学部ヨコの怪しい喫茶店「ペルガク」の店主に刺激されて、さっそく訪れたのが太陽の塔です。
なにせ小ネタ隊はリアル万博の経験者。地元・大阪が開催地ですから遠足を含めて、4〜5回は行ったでしょうか。
それはそれはたくさんの人がいて、しかもいろんな国の人がいたのでビックリしました。
それまで「外人=アメリカ人」だと思っていた小ネタ少年は、世界にこんなたくさんの国があるとは思ってもいませんでした。
日本の近代化は万博から始まった
万博こと日本万国博覧会が開催されたのは1970年のこと。世界77カ国の参加のもと、半年間で6,400万人の来場者が訪れました。
缶コーヒー、ヨーグルト、ケンタッキーフライドチキンなど、万博から誕生したものもたくさんあります。万博開催で一気に大阪、いや日本が変わったと言っていいでしょう。今や当たり前になっているモノレールや動く歩道、ウオッシュレット、エアードーム、携帯電話なども万博で出展されたものです。
それほど強烈なインパクがあった万博ですが、意外にリアル万博を知らない人が多いことを最近になって知りました。当時の思い出を語るだけで、むちゃむちゃ英雄扱いされるのです。
岡本太郎命の「ペルガク」店主もその一人。「万博やってるときに行ったで〜」と言うと、ものすごい尊敬の眼差しで近寄ってきます。
単に小学校や子供会の遠足で行っただけなのですが、「質問攻め」です。
とは言えず、かすかな記憶をたどるのですが、「太陽の塔」の内部に入ったかどうかが思い出せない!
「グラスの底に顔がある」のは覚えているのですが、第4の顔が思い出せない!
というわけで、およそ50年ぶりに太陽の塔に行くことにしました。
太陽の塔の入館には前日までの予約が必要
50年ぶりに間近で見る「太陽の塔」は圧巻です。なにせ高さ70メートルもあり、当時は屋根がありましたから、こんなに近くから見上げるのは初めてのことです。
強烈なインパクがあります。
万博後に非公開となっていた「太陽の塔」の内部が常時一般公開されるようになったのは2018年3月19日のこと。1回当たり20名ほどしか入場できないため、入館するためには前日までの予約が必要です。
ほんの数ヶ月前までは、大人気のため平日といえども何週間も前から予約する必要がありましたが、現在は比較的容易に予約をとることができます。
岡本太郎はやっぱり天才だった
「太陽の塔」には4つの顔があります。一つは塔のてっぺんにある「黄金の顔」です。そして塔の真ん中あたりの「太陽の顔」、その裏側の「黒い太陽」。いずれも塔の外側から見ることができます。
「地底の太陽」といわれる4つ目の顔は、万博当時は塔の地下に展示されていました。しかし、博覧会終了後の撤去作業以来、行方不明となっており、現在展示されているものは復元された顔です。
「地底の太陽」は、高さ約3メートル、全長約11メートルにもなる巨大な展示物だったそうですが、残念ながら全く記憶にありましぇん!
塔内の撮影が許されるのは、このフロアのみ。真ん中にで〜んと「生命の樹」なるものがそびえていて、アメーバの時代からはじまり、上へ登っていくにつれて、恐竜やらゴリラやらネアンデルタール人、クロマニョン人へと進化していきます。
その数292体。色も音も当時のままとのことですが、50年前にこれを作った岡本太郎はやはり天才だと改めて実感してしまいます。それほど強烈なインパクがあります。
しかし、これだけのインパクトなのに記憶がない!ということは、やはり塔内には入っていなかったのでしょう。
長蛇の列に並んでやっと見ることができた、アメリカ館の「月の石」は鮮明に覚えているのですが…
結論。
「太陽の塔」に入るのは、初めてだった!
「太陽の塔」の詳細は、オフィシャルホームページをご覧ください。
太陽の塔オフィシャルサイト