ファミリーの夢を乗せた「ヒラサワショクドウ」が大阪・谷町六丁目にオープン


大型連休が明けた5月7日、大阪・谷町六丁目でとってもオシャレな古民家レストランがオープンしました。名前を「ヒラサワショクドウ」といいます。
場所は大阪メトロ「谷町六丁目」7番出口から徒歩1分。野球用品でお馴染みのSSK本社ビルのすぐ裏手に位置しています。

15歳から料理の世界に飛び込んだ苦労人


店主は平澤龍雄さん、38歳。若いときからさまざまな飲食店で働いてきた苦労人です。
フランス料理のシェフだった父親の背中を見て育った龍雄さんは、15歳の時に料理の世界に飛び込みます。以来、神戸のフランス料理の名店「トゥーストゥース」、神戸を代表するカフェ「グリーンハウス」、また「塚田農場」などで有名なAPカンパニーの立ち上げに携わるなど、食に関するさまざまなキャリアを積んできました。

「いつか自分の店を持ちたい」

料理人なら誰もが持つ夢をようやく実現させたのが、「ヒラサワショクドウ」です。

平澤一族とは?


「ヒラサワショクドウ」のリーフレットには、「平澤一族」のマークが入っています。

聞けば、リーフレットは実弟のWEBデザイナー・天真さんの作品だとか。どおりでホームページも名刺もオシャレなはず。平澤ファミリーの思いをいっぱい詰めて誕生したのが、「ヒラサワショクドウ」というわけだったのですね。

実は龍雄さん16歳のときに、両親が離婚。龍雄さん、AYURAさん、天真さんの三兄弟は英語教室講師でもあるお母さんに育てられました。

「母がいなかったら、ヒラサワショクドウは誕生していません」と、龍雄さんはきっぱり言います。

築100年の居抜き物件が運良く見つかったのも、公庫から開業資金が借りられたのも、そして今の自分があるのも「すべて母のおかげ」だと言います。「ヒラサワショクドウ」の2階では、お母さん運営による英語教室も開催予定なのだそう。

ファミリーの愛がいっぱい詰まったレストラン


小ネタ隊が「ヒラサワショクドウ」の存在を知ったのは、龍雄さんの実妹であるAYURAさんのご主人・ワロリンスさんのツイッターです。二人は夫婦合わせて2万人近くのフォロワーを持つ有名ブロガーさん。その影響力は大きく、オープン当初から「ヒラサワショクドウ」には、多くのフォロワーさんたちが訪れました。

母が運営・経営面を、弟が宣伝面を、妹夫妻が集客面を担当。そして父から受け継いだ才能を結集させたのが「ヒラサワショクドウ」なのです。「ヒラサワショクドウ」には平澤一族の愛と思いやりがいっぱい詰まっているのですね。

とことんこだわった料理


さて、そろそろ自慢の料理をいただきましょう。

本日のメニューは、「有機野菜のサラダ」「オーガニックビーフのタタキ」「生パスタ(カキのミソクリーム)」の3品と「オーガニックコーヒー」です。
いずれも、「この値段で合うの?」ってなくらいにリーズナブル。素材にとことんこだわった逸品です。


有機野菜をふんだんに使ったボリュームたっぷりの「有機野菜のサラダ」(800円)。


噛めば噛むほど肉の旨味がにじみ出てくる、固めな食感が嬉しい「オーガニックビーフのタタキ」(1,800円)。


兵庫・相生から直送の大粒牡蠣が5つも入った「生パスタ(カキのミソクリーム)」(1,300円)は、淡路製麺の生パスタを使用。

ティーパックが珍しい「オーガニックコーヒー」は神戸・LANDMADEの逸品。単品なら400円だそうですが、ランチにもれなく付いてくるそうです。

落ち着いた店内にこだわりの料理が口コミで広がる


これらの素材はすべて龍雄さんが自分の目と舌で吟味し、自分の足で集めてきたものばかり。
近所のスーパーで買ってきた物とはわけが違います。

今年の1月に突如、居抜き物件の話が持ち上がり、わずか4ヵ月で開店を迎えただけに、今はまだまだ試行錯誤状態だと言います。

宣伝もまともに出来ていない状態なのに、すでに口コミで評判が広がり、中には週に3回以上通う人もいるとか。
これからが大いに期待される「ヒラサワショクドウ」です。

ヒラサワショクドウ
大阪市中央区上本町西1丁目3-28
TEL.070-4298-3007
営業時間 11:30〜15:00(ラストオーダー14:30)、17:00〜22:00(ラストオーダー21:30)
大阪メトロ長堀鶴見緑地線・谷町線「谷町六丁目駅」7番出口から徒歩1分
http://hirasawa-syokudo.com

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