小ネタ隊のアジトの近くには世界的に有名な企業がいくつもあります。
ま、いわゆる工場街というだけなのですが…
今回はその中のひとつ「一粒300メートル」でお馴染みの江崎グリコを紹介しましょう。
本社工場の中にある江崎記念館
グリコの本社が位置するのは、小ネタ隊アジトから約15分ほどの場所。
あの道頓堀のグリコの看板からは想像もできないほど、殺風景な場所にあります。
周りには観光スポットどころか、な〜んもありません。
江崎グリコもただの工場です。
それが、毎月第1・3土曜日だけは活気づきます。
なぜなら「予約なし」で見学ができるのですね〜。
神戸の山のほうある「グリコピア神戸」は子どもたちに大人気のお菓子の工園ですが、ここ西淀川区にあるのは「江崎記念館」なるジミ〜な博物館。
そう、工場ではありません。
「江崎記念館」は、1972(昭和47)年に江崎グリコの創業50周年を記念して建てられたもので、創設者・江崎利一氏のゆかりの品々や、同社のあゆみに関する資料類が展示された企業ミュージアムなのです。
入館料は無料で、通常(平日)は予約すれば見学できますが、毎月第1・3土曜日だけは予約なしで見学することが可能です。だから、気軽にサクッと行きたい人に大人気なのです。
ゴールインマークには女子バージョンもあった!?
それでは中に入ってみましょう。
グリコの歴史を語る上で、外せないのがあの両手を挙げてゴールインするマークですね。
あのマークは「ゴールインマーク」というそうな。
現在のゴールインマークは7代目で、採用はされませんでしたが女子がモデルのものもありました。
道頓堀グリコの看板の歴史が分かる
ゴールインマークを世界的に有名にしたのは、道頓堀のネオンサインです。その初代がこちら。
マークは小さく、「グリコ」と大書されています。そして2代目がこちら。
続いて3代目
そして4代目。ようやく見覚えのある看板になりました。
で、5代目がこちら。
日本人のスタイルもだんだんと変わってきたのですね。
グリコっちゃあ、やっぱり“おまけ”でしょ
グリコといえば、「おまけ」ですよね。
「子どもにとって、食べることと遊ぶことは二大天職」と考えた江崎利一氏は、発売当初からおまけにこだわりました。最初は絵カードでしたが、最近はどんどん豪華になっています。
江崎記念館には、創業時から現在までの約4,000点のおまけが展示されています。
過去のふる〜い記憶がよみがえってきます。
グリコーゲンキャラメルを略してグリコ
グリコーゲン入りのキャラメルだから「グリコ」というらしいのですが、当初はそれこそ「グリコーゲンキャラル」という案もあったそうな。
そないな健康食品みたいな名前では売れんだろうし、第一子どもたち受け入れられん!と江崎氏は思ったそうです。
江崎利一氏は、佐賀県有明の出身。漁師たちが海辺で牡蠣の煮汁を捨てているのを見て、ハタと思いつきました。
「この汁の中にたっぷり栄養素が入っているのではないの?」
予想どおり、捨て汁の中にはグリコーゲンがたっぷり。
「これをお菓子に混ぜて、子どもたちの健康に役立てよう」と開発したのがグリコなのだそう。
江崎記念館では、ゴールインマークの成り立ちや変遷、4,000点にもおよぶおまけのほか、グリコーゲンの関連資料も展示されています。
入場料は小ネタ隊の大好きな「無料」なので、機会あればぜひ訪れてみてください。
グリコキャラメルもプレゼントしてもらえます。
江崎記念館
住所 | 大阪市西淀川区歌島4-6-5 |
アクセス | JR東海道本線「塚本駅」より徒歩16分 JR東西線「御幣島駅」より徒歩18分 |
電話番号 | 06-6477-8257 |
URL | https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/ezakikinenkan |