シンプルに本来の味を堪能する「篠山・一会庵」のこだわりの蕎麦

兵庫・篠山で蕎麦といえば、この店を外しては語れません。
カーナビに頼らなければ、とてもじゃあないがたどり着けません。
そばアレルギーの人には、ぜったいにお勧めしません。

えっ？こんなところに蕎麦屋があるの？と思われるような田園風景の広がる場所に位置する「一会庵」は、ご主人のこだわりがビンビンに伝わる店。元消防署員の藤田真一さんが京都・亀岡で食べた蕎麦の味に惚れ込み、そば打ち職人に転身されたそうな。
藤田さんは、「自分の打つ蕎麦は料理ではない」と言います。「植物としての蕎麦の実を形を変えて食べいただくだけ」と。
だから、わさびや薬味は一切なし。温かい蕎麦もありません。

メニューは、そば切り（950円）、そばがき（900円）、そばぜんざい（750円）のみ。

訪れたときは、古民家の風情を味あわせたいのか、お子さん連れがたくさんいましたが、子供には物足らんでしょう。天ぷらもとろろもなければ、かき氷もないぞ〜〜〜。事実、小ネタ隊は帰りの道の駅でマスタードたっぷりの「ウインナーパン」を食べましたから。