福井・小浜「伊勢屋」|地下30mから汲み上げられた名水が生み出すくずまんじゅう

福井でくずまんじゅうと言えば、「伊勢屋」と言われるくらい有名なお店。

関西人には馴染み薄いかもしれませんが、ここ小浜市は吉野葛と並ぶ日本三大葛のひとつ、熊川くずの産地なのです。

天保元年(1830)創業の伊勢屋は、6代続く和菓子の老舗です。
店内には地下水が流れ、名物のくずまんじゅうが冷やされています。

なんでもこの地下水は、地下30mから汲み上げられているそうで、名水百選にも選べれている雲城水という水だとか。

伊勢屋のくずまんじゅうは、北海道産の良質な小豆を使用したこしあんを熊川くずでひとつひとつ丁寧に包み、器に入れて、雲城水で冷やして固めた期間限定のお菓子です。

気になる味の方は、実に上品です。

甘みのあるくずに慣れ親しんだ舌には、やや物足りなさを感じるかもしれません。
ツルッとした食感の中から溢れ出すこしあんの甘みだけが口中に広がります。

それもそのはず。伊勢屋ではくずに砂糖を加えない伝統的な製法を守り続けているとのこと。
そのため、あっさりとしていていくつでも食べられそうです。

テイクアウトも可能ですが、くずは時間が経つとせっかくの透明感がなくなってしまうので、できれば併設の喫茶スペースですぐに召し上がることをおすすめします。

ショーケースには、キレイで旨そうな和菓子がいくつも並んでいます。あれもこれも食べたいのですが、小ネタ隊は糖分を気にしなければならない年齢です。

くずまんじゅう1個(120円)とミニどら焼き(125円)を注文し、喫茶スペースに移動します。

喫茶スペースは、創業当時のおもかげを残す情緒溢れる空間となっていて、見るだけも楽しいです。

くずまんじゅう一つだけでも、このスペースが利用できるというのはなんと良心的なのでしょう。こちらにも井戸水が流れ、店内は涼しい。しかも!コーヒーや水出し茶などを自由に飲みことができるのです。

名物のくずまんじゅうは、4月上旬から9月末までしか販売されていませんが、冬は丁稚ようかんが人気だそう。

小浜観光には外せない、小ネタ隊一押しのお店です。

手前が喫茶スペースで、奥が販売スペース。

御菓子処 伊勢屋

  • 福井県小浜市一番町1-6
  • TEL.07720-52-0766
  • 営業時間/8:00〜18:00
  • 休業日/水曜日
  • 交通アクセス/小浜ICより車で7分(駐車場10台あり)、JR小浜駅より徒歩12分