広島名物のグルメといえば「お好み焼き」を思い浮かべる人も多いですが、「汁なし坦々麺」も忘れてはいけません。
唐辛子の「辛さ」に山椒の「痺れ」が加わった「油そば」のようなグルメで、一度食べたらやみつきになるでしょう。
そこで今回は広島名物・汁なし坦々麺の元祖といわれる「きさく」をご紹介します。
汁なし坦々麺とは
日本ではラーメンから派生した「坦々麺」がポピュラーですが、中国四川省では本来汁のない坦々麺が一般的で、それを日本風にアレンジしたものが「汁なし坦々麺」と呼ばれています。
日本では「広島式」と「東京式」の2タイプに分かれており、東京式が芝麻醤ベースのゴマの風味が強いのに対して、広島式はネギの風味と際立った辛さと痺れが特徴となっています。
中華料理における唐辛子的なヒリヒリとする辛さの「辣味」と山椒や花椒の痺れが持つ「麻味」がポイントで、辛い物好きにはたまらないグルメといえるでしょう。
広島式・汁なし坦々麺の元祖「きさく」
広島式の汁なし坦々麺の元祖といわれているのが「きさく」です。
2001年から創業しており、2010年頃から広島市内で起きた汁なし坦々麺ブームの中心となっている名店でもあります。
メニューは至ってシンプルで「汁なし坦々麺」のみ。
しかも、並が1杯540円!
麺類のお店としては以上なまでの安さでびっくりですね。
混ぜれば混ぜるほど旨くなる!
今回は「汁なし坦々麺(並):540円」に「温玉トッピング:70円(←これも安い!)」を加えて注文しました。
見た目はこんな感じ
広島の汁なし坦々麺の中でも、かなりシンプルな見栄えです。
30回ぐらい混ぜてから食べると美味しいそうです。
混ぜれば混ぜるほど食欲がそそられますね!
赦のない辛さと痺れがやみつき!
汁なし坦々麺の特徴は「辛さ」と「痺れ」。
広島市内にも「くにまつ」や「キング軒」「武蔵房」など人気店はたくさんありますが、「きさく」の汁なし坦々麺はとにかく「容赦がない」!!
通常汁なし坦々麺には「1辛」「2辛」といった具合に、辛さが選べて「1辛」がスタンダードな辛さとなっているのですが、「きさく」の「1辛」は他店の「2辛」「3辛」といったレベルで、特に山椒の痺れがガツンときます。
私も初めての際は、一口食べた瞬間に2,3発殴られたかのような衝撃が口の中に広がりました。
それでも、ただ辛くて痺れるだけではなく、ひき肉やネギ、麺、タレの旨味と相まってやみつきになるでしょう。
辛さが不安な人は「温玉」をトッピングしよう
「汁なし坦々麺」食べてみたいけど辛いのは少し苦手…という人もいるでしょう。
そのような方はトッピングに「温玉」を忘れずに頼んでください。
温玉で辛さが幾分かマイルドになるので、思った以上に辛かった場合でも保険になりま
す。
それでも「きさく」はかなり辛い方なので、まず最初に「くにまつ」などで肩慣らししてから行くといいと思います。
汁なし坦々麺「きさく」の概要
住所 | 広島県広島市中区舟入川口町5-13 佐々木ビル 1F |
電話 | 082-231-0317 |
アクセス | 広島電鉄「舟入幸町駅」より徒歩1分 広島駅から「広電・江波行」に乗り約30分で到着 |
営業時間 | [月~土] 11:00~14:00 18:00~20:00 [日] 11:00~15:00 [祝] 11:00~14:00 日曜営業 |
定休日 | 水曜日・月に1日不定 |
駐車場 | 5台 |
食べログURL | https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340120/34000159/ |