30歳から40歳くらいで、髪の生え際や後頭部の白髪が生えてきたという人も多いでしょう。
白髪が生えると、数本でもとても気になってしまいます。
それだけで気持ちが老け込んだ気がします。
髪の色合いが白く変わるだけで、外見の印象が変わります。
60歳を過ぎても黒髪の人もいれば、20歳代から白髪になる人もいます。
では、なぜ白髪って生えてくるのでしょう?
白髪はどんなもの?
黒い髪が老化によって白くなると考えがちですが、髪の毛はもともと黒ではありません。
もともと白い髪の色素幹細胞が色素細胞を作り、メラニンを生成すると白髪が黒く染まります。
しかし加齢やストレス、食生活など様々な原因によって、このメラニンの生成が阻害されます。
そのために髪は黒くならずに、白髪が生えてしまうのです。
白髪の原因はなんですか?
白髪の原因には様々なものがあります。
食生活、ストレス、遺伝、睡眠不足、喫煙、紫外線が主な白髪の原因です。
ここでは原因の一例を紹介します。
栄養の偏った食生活が細胞の成長を妨げ、髪を老化させてしまいます。
また女性は仕事や家事等で負担がかかり、ストレスを受けることがあります。
すると体内に活性酸素が増えて細胞が酸化し、老化の原因になります。
また屋外で紫外線を浴びているため、頭皮は日々ダメージを受けています。
こういった事がいくつも重なって、白髪が生えてきます。
気になる!白髪の予防と対策
白髪を予防するには白髪の原因を解消することが大切です。
白髪を予防する栄養素
例えばバランスのいい食生活は髪の老化を予防する働きがあります。
肉・魚・卵などのタンパク質は髪の細胞を作っている成分で、髪の成長に役立ちます。
ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用があるため、細胞内の活性酸素を取り除き、髪の老化を予防してくれます。
ビタミンCはブロッコリーやビーマン等の緑黄色野菜や果物に含まれています。
ビタミンEは魚介類やナッツ類に多く含まれています。
カルシウムは色素細胞の働きを助けます。
メラニンを作る元になるため、カルシウムが不足しがちな人は乳製品や大豆・小魚等ををこまめに摂取しましょう。
ワカメやコンブなどの海藻類はヨードを多く含むため、色素細胞の成長を高める効果があります。
頭皮環境の改善
頭皮環境の改善は髪の成長に関わります。
手軽な方法として、頭皮マッサージも効果的です。気がついた時に短時間行うだけでも構いません。
指の腹の部分を使って頭皮をもみほぐすと血行が良くなり、色素細胞の形成に役立ちます。
メラニンの生成が促されるので、髪の色を黒く維持する効果があります。
白髪のことを知っておくと、効果的な予防と対策を行うことができます。
なるべく白髪が増えないように、気軽に出来る事から始めてみましょう。