淀川区「ミックアンドラック」|ウサギのおとうさん「ミックパパ」に爪切りをお願いした。

わが家にウサギがやって来たのは、昨年10月のこと。伊丹市のペットショップで20%引きで買ったバーゲン品です。

ネズミは14年間飼い続けてきましたが、ウサギは全く初めて。どのように育てたらいいのか皆目分かりません。マニュアル本によれば、爪切りの必要があるとのことですが、血が出ることもあるのでペットショップに任せたほうがいいと書かれています。

購入したのはウサギ専門店ではありません。激安バーゲン品とはいえ、ぞんざいに扱われては困ります。そこで、グーグル先生に聞いてみます。

比較的近隣に2件見つかりました。念には念を入れて、まずは下見に行きます。
最初に訪れたのは、ホームページもしっかりしたとてもきれいなお店。口コミの評判もいいようです。

「爪切りをお願いすることはできますか」
「何歳ですか?」
「生後2ヵ月くらいで、まだ小さいんです」
と、大きさを手で示します。

「種類は?」
「ミニウサギです」
「ミニウサギというのは学校ウサギ、いわゆる雑種です。名前はミニですが、どんな血が混ざっているかわからないので、大きくなるかもしれませんね」

店側にしてみれば、何の事はない世間話だったのでしょうが、僕はカチン!と来ました。
“雑種で悪かったな!”
この店では、うちのかわいいウサギちゃんの爪切りを任せるわけにはいきません。2人掛かりで、グルーミングしていたのも気になりました。

仕方なくもう1件の方に向かいます。しかし、こちらの店はまったく期待していません。
営業時間は昼から。ホームページは地味。
「暗い」「店主がオタクっぽい」などと、ネットでの評判もあまりよろしくはありません。

予想通り、むちゃむちゃ怪しい雰囲気が漂う店構えです。まるで場末のBARのよう。外から店内は見えず、中に入るには相当の勇気が要ります。
「こわっいおっさん出て来たらどうしよう」「冷やかしでもええんやろか」と、不安が襲ってきます。
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ガラガラガラ。
く、く、暗い。先客は2組いましたが、どちらも静かに会話しています。明るく、にぎやかな、さきほどの店とはずいぶん違います。
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「いらっしゃいませ!」という声も飛んできません。どちらかと言えば、上目遣いにジロリとにらまれた感じです。

やっぱり帰ろう、と壁面を見ると、ゲージの中でウサギちゃんたちが実にリラックスしていました。

なっとく!

暗い照明、静かな店内はうさぎちゃんたちのためだったのです。
もしかしたら、この店はウサギを大切に扱っているのでは。

「爪切りだけでもお願いできますか?」
「はい」
「おいくらですか?」
「300円です」

会話続きません。ペラペ〜ラと上から目線でしゃべりまくり先ほどの店主とは違い、シャイです。無口です。人間よりもウサギが好きそうです。

彼こそが、ウサギのお父さんとして、全国にファンがいる「ミックパパ」だと知ったのは、後のことです。
ミックパパは、ウサギの種類なんて尋ねません。 営業トークも一切なしです。 血統書つきだろうが雑種だろうが、儲かろうが儲からなかろうが関係ないでのでしょう。
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事実、ミックパパの手にかかれば、うちの暴れん坊もとたんにおとなしくなり、うっとり。
なんなん、こいつ!と、つい焼きもちを焼いてしまいます。
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うさぎ専門店「ミックアンドラック」
【住所】大阪府大阪市淀川区東三国1丁目4番34号
【TEL】06-6397-0996 【FAX】06-6397-0995
【営業時間】12:00~20:00 【定休日】毎週月曜